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漢文として楽しむ論語 述而第七 18/37

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述而第七

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18(165) 葉公問孔子於子路…

葉公問孔子於子路、子路不對、

【書き下し】
葉公、孔子を子路に問う、子路は対えなかった、

【訳】
葉公が孔子はどのような方ですかと子路に尋ねたが、子路は答えなかった。

【解説】
葉公は楚の葉県の尹(知事といったところ)、姓は沈、名は諸梁、楚子が僭して王と称するので臣もまた僭して公と称とした。
葉公はそもそも孔子の徳を知らないので、その問うべきところではないとして、子路は答えなかったのだろう。

子曰、女奚不曰、其爲人也、發憤忘食、樂以忘憂、不知老之將至、云爾、

【書き下し】
子の曰く、女、なんぞ曰ざる、其の人と為り、憤りを発して食を忘れ、楽しんで以って憂いを忘れ、老いの將に至らんとすることを知らず、爾か云うと、

【訳】
先生が仰った。なんで言わなかったのか。その人となりは、学んで未だ会得できないことに憤りを発しては食事を忘れ、学んで求めるところをすでに得たときはその楽しむ意が深く、憂うことをも忘れ、日々に努めてやまず自分の老いにも気付かないような人だと。

【解説】
要するに孔子は、子路に、孔子は学を好むことがとても篤い、と言って欲しかった、ということである。

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最終更新日:令和06年08月07日 学易有丘会
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