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漢文として楽しむ論語 憲問第十四 1/47

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憲問第十四

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憲問(けんもん)とはこの篇の題名で、冒頭の二文字を取って音読みにしたもの。論語二十篇の第十四篇である。一説にこの篇は原憲が自ら書いたものだとも。

1(333) 憲問恥…

憲問恥、子曰、邦有道穀、邦無道穀、恥也、

【書き下し】
憲、恥を問う、子の曰く、邦に道有るときも穀し、邦に道無きときも穀するは、恥じなり、

【訳】
憲が恥について質問した。先生が仰った。国に道=正しい政事が行われているときに、積極的に国のために尽くすのではなく、ただ禄だけ貰って特段何もしないこと、国に正しい政事が行われていないとき、なんとかしようともせず、そのまま禄を貰っていること、これが恥だ。

【解説】
憲は孔子の弟子、名は原、字は子思(孔子の孫の字も子思だが、別人)。
穀は禄、公から受け取る給与のこと。

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最終更新日:令和06年09月11日 学易有丘会
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