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漢文として楽しむ論語 陽貨第十七 1/26

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陽貨第十七

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陽貨(ようか)とはこの篇の題名で、冒頭の二文字を取って音読みにしたもの。論語二十篇の第十七篇である。

1(435) 陽貨欲見孔子…

陽貨欲見孔子、孔子不見、歸孔子豚、孔子時其亡也、而往拝之、

【書き下し】
陽貨、孔子に見わまく欲す、孔子見わず、孔子に豚を帰れり、孔子、その亡きを時として、往きて之を拝す、

【訳】
陽貨が孔子に会いたいと思い、呼び出した。孔子は会わなかった。陽貨は孔子に豚を贈った。豚が届いたとき、孔子は家に居なかったので、礼に従って陽貨の家に往き、感謝の拝をした。

【解説】
陽貨は魯の季氏の家臣、名は虎。
季氏の勢いがやや衰え、やがて陽貨が季氏を操り、政事を好き勝手に行うようになっていた。
この時、孔子は仕えずにいたので、陽貨は自分の下で仕えさせようと考えた。
礼により、大夫から士に物を贈るとき、もしその士が外出中で自ら受け取らなかったら、明くる日に大夫の元へ往き拝謝するのが作法とされている。
よって陽貨は孔子が家に居ない時を伺って、豚を贈り、その拝謝のために来たときに会おうと謀ったのだ。

遇諸塗、謂孔子曰、來、予與爾言、曰、懷其寳而迷其邦、可謂仁乎、曰、不可、

【書き下し】
諸れ塗に遇えり、孔子に謂って曰く、来たれ、予れ爾と言わん、曰く、其の宝を懐いて其の邦を迷わす、仁と謂いつ可けんや、曰く、不可なり、

【訳】
その帰りに陽貨と道でばったり会った。陽貨は孔子に、話があるからと、こっちに来るように言った。仁者は常に民のことを考え、世を救うことを心とするものだが、その道をいだき修めても仕えず、其の国が迷い乱れるままにしている。それで仁者と云えるのでしょうか。孔子が仰った。そうではないな。

【解説】
宝とは孔子の道を指す。

好從事而亟失時、可謂知乎、曰、不可、

【書き下し】
事に従うことを好んで亟時を失う、知と謂いつ可けんや、曰く、不可なり、

【訳】
では、仕える機会を求めてあちらこちらへ行っても、しばしば時を失って用いられないのは知者と云えるでしょうか。孔子が仰った。そうではないな。

【解説】
好従事は孔子が諸国を巡って仕えるべき君を求めたことを指す。

日月逝矣、歳不我與、孔子曰、諾、吾將仕矣、

【書き下し】
日月逝んぬ、歳、我と與にせず、孔子の曰く、諾、吾れ将に仕えんとす、

【訳】
日月は速やかに過ぎ去って逝き、私と同じように歳を重ねているが、そろそろどこかに仕えてもよい頃ではないでしょうか。孔子が仰った。確かにそれはそうだな。私もどこかよいところがあれば、仕えたいものだ。

【解説】
結局孔子は、一般論として聞いて答えるだけだったので、陽貨はこれ以上の勧誘はしなかった。

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最終更新日:令和06年08月08日 学易有丘会
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