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漢文として楽しむ論語 雍也第六 1/28

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雍也第六

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雍也(ようや)とはこの篇の題名で、冒頭の二文字を取って音読みしたに過ぎない。論語二十篇の第六篇である。ここも前五篇と同じく人を評論する。

1(120) 子曰雍也可使南面…

子曰、雍也可使南面、

【書き下し】
子の曰く、雍は南面使めつ可し、

【訳】
雍は君主の資質がある。

【解説】
雍は孔子の弟子、姓は冉、名は雍、字は仲弓。
南面とは、人君政を聞いて下を治めるところ。
天地陰陽に従って北に背き、南に向かうので、人君の位置を南面と云う。
仲弓資質豊かにして、重々しく、言葉少ないので、人君の位に居るべき者と褒めたのだ。

仲弓也問子桑伯子、子曰、可也簡、

【書き下し】
仲弓子桑伯子を問う、子の曰く、可なり簡なり、

【訳】
仲弓が子桑伯子に君主の資質があるかを質問した。先生が仰った。なんとか大丈夫だ。細かいことは気にせずおおまかに行う性格だから。

【解説】
子桑伯子は魯の人、荘子が云う桑戸なる者で老子の流れとする説もあるが定かではない。
仲弓は孔子が自分に君主の資質があるとするのは簡すなわち細かいことは気にせず大まかにものを見るからだと察知し、それなら子桑伯子という者も簡なので、これを挙げてその意を問うたのだ。
可とは、僅かによい、合格ラインぎりぎりといったところ。

仲弓曰、居敬而行簡、以臨其民、不亦可乎、居簡而行簡、無乃大簡乎、

【書き下し】
仲弓曰く、敬に居て簡を行って、以って其の民に臨むは、可ならずや、簡に居て簡を行うは、乃ち大簡なること無けんや、

【訳】
仲弓が言った。日常は敬を以って慎んで政を行い、その民に対しては簡すなわち細かいことは気にせず、おおまかに治め臨むということだから、よいということでしょうか。日常も細かいことは気にせずおおまかに政を行い、その民に対しても同様におおまかに治め臨むのであれば、簡に過ぎる大簡で、それはよくないでしょうが。

【解説】
仲弓は孔子が可だと云うのを、僅かによいとするだけとは知らず、自分の簡を念頭に、質問した。
大簡は、甚だしく簡にして、簡に過ぎること。

子曰、雍之言然、

【書き下し】
子の曰く、雍が言然り、

【訳】
先生が仰った。雍=仲弓が言うとおりだ。

【解説】
仲弓は可の義を正確には理解していなかったが、その簡を論じるところは適切だったので、孔子は然りとしたのだ。

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最終更新日:令和06年09月14日 学易有丘会
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