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漢文として楽しむ論語 述而第七 10/37

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述而第七

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10(157) 子謂顔淵曰用之則行…

子謂顔淵曰、用之則行、舎之則藏、唯我與爾有是夫、

【書き下し】
子、顔淵に謂って曰く、之を用いるときは則ち行い、之を舎るときは則ちかくる、唯、我と爾と是れ有るかな、

【訳】
先生が顔淵に謂って仰った。自分が用いられる時は出でて、天下に善を行うが、用いられない時は隠れてひとり善を行うだけだ。これはただ、自分と其方だけに言えることだが。

【解説】
聖人が世を済う心は切ないとしても、自分を用いると捨てるとは、その時の人君の考え次第である。
もしそれが用いられる時は、世の治乱を問わず、出でて道を行い、天下を兼ねて善くす。
捨てられる時は、することを得ずして、かくれてひとり善くするのみ。
顔淵の徳は聖人に近かったので、孔子は上に云うところの者あること、今はただ我と爾のみなりと、言った。
これは顔淵を褒めつつ、他の弟子をも励ましたのだ。

子路曰、子行三軍則誰與、

【書き下し】
子路の曰く、子、三軍を行うは、則ち誰と與にかせん、

【訳】
子路が言った。先生、三軍を動かすのは、誰と一緒になさいますか。

【解説】
一万二千五百人の衆を一軍という。
天子は六軍、大国には三軍ある。
子路はその勇を自負している。
孔子がひとり顔淵を称美するのを見て、自分の徳は顔淵に及ばないが、三軍の武事を行うときは、必ず自分を使ってほしいと思い、子路はこのように言った。

子曰、暴虎馮河、死而無悔者、吾不與也、必也臨事而懼、好謀而成者也、

【書き下し】
子の曰く、暴虎馮河して、死ぬとも而も悔い無からん者には、吾は与みせじ、必ず事に臨んで懼れ、謀りごとを成さん者なり、

【訳】
先生が仰った。素手で戦い、船なく川を渡るのは死んでも悔いのない者だ。私はそういう者と一緒にはやりたくない。事に臨んでは、必ずおそれて慎重に作戦を練る者と一緒にやりたい。

【解説】
暴虎とは素手で敵に向かうことを云う。
馮河は船なしで川を渡ることを云う。
これはただ勇み猛りて無益の死をも顧みない者の志に例えての言葉である。
大軍を使うには勇を尊ぶとしても、勇ばかりの者とは危険過ぎるから、一緒にはやらない、と孔子は言ったのだ。

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述而第七 各章
7-1 子の曰く、述べて作らず、信じて古を好むこと…、
7-2 子の曰く、黙して之を識るし、学んで厭わず…、
7-3 子の曰く、徳を修めず、学を講せず、義を聞い…、
7-4 子の燕居、申申如たり、夭夭如たり、
7-5 子の曰く、甚だしいかな吾が衰えたること、久…、
7-6 子の曰く、道に志し、徳を據り、仁に依り、芸に…、
7-7 子の曰く、束脩を行うより以上は、吾れ未だ嘗て…、
7-8 子の曰く、憤せざれば啓せず、悱せざれば発せず…、
7-9 子、喪有る者の側らに食しては、未だ嘗て飽くま…、
7-10 子、顔淵に謂って曰く、之を用いるときは則ち…、
7-11 子の曰く、富にして求む可くは、執鞭之士と雖…、
7-12 子の慎む所、斉、戦、疾、
7-13 子、斉に在まして韶を聞くこと三月、肉の味わ…、
7-14 冉有の曰く、夫子衛の君を為けんか、子貢の曰…、
7-15 子の曰く、疏食を飯い、水を飲み、肘を曲げて…、
7-16 子の曰く、我に数年を加して、五十をして以っ…、
7-17 子の雅に言う所、詩書執礼、皆雅に言えり、
7-18 葉公、孔子を子路に問う、子路対えず、子の曰く…、
7-19 子の曰く、我、生まれながらにして、之を知る…、
7-20 子、怪力乱神を語らず、
7-21 子の曰く、三人行うときは、必ず我が師有り…、
7-22 子の曰く、天、徳を予に生せり、桓魋、其れ予…、
7-23 子の曰く、二三子、我を以って隠せりと為るか…、
7-24 子、四つを以って教う、文、行、忠、信、
7-25 子の曰く、聖人は吾れ得て之を見ず、君子を見る…、
7-26 子、釣りすれども綱あみせず、弋すれども宿とり…、
7-27 子の曰く、蓋し知らずして之を作す者有らん…、
7-28 互郷与に言い難し、童子見ゆ、門人惑えり、子…、
7-29 子の曰く、仁遠からんや、我、仁を欲すれば…、
7-30 陳司敗問う、昭公礼を知れりや、孔子の曰く…、
7-31 子、人と歌うたって善きときは、必ず之を反さ…、
7-32 子の曰く、文は吾れ猶人のごとくなること莫か…、
7-33 子の曰く、聖と仁との若くは、則ち吾れ豈敢え…、
7-34 子の疾い病なり、子路、祷らんと請う、子の曰…、
7-35 子の曰く、奢るときは則ち孫わず、倹なることは…、
7-36 子の曰く、君子は坦らかにして蕩蕩たり、小人…、
7-37 子、温やかにして獅ゥなり、威あって猛からず…、

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最終更新日:令和07年07月01日 学易有丘会
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