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漢文として楽しむ論語 先進第十一 1/4

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先進(せんしん)とはこの篇の題名で、冒頭の二文字を取って音読みにしたもの。論語二十篇の第十一篇である。この篇の多くは、弟子の賢否を記す。そのために孔子の言動を記した郷黨篇の次に置かれたという。

1(254) 子曰先進於禮樂…

子曰( しの の玉わく)先進( せん しんの ) (おけるは)禮樂( れい がくに)野人( や じんなり)也、後進( こう しんの ) (おけるや)禮樂( れい がくに)君子( くん しなり)也、(もし ) (もちいれば )(これを)(すなわち)(われは)(したがわん)先進( せん しんに)

【書き下し】子の曰く、先進の礼楽に於けるは、野人なり、後進の礼楽に於けるや、君子なり、如し之を用いれば則ち吾れは先進に従わん、

【訳】先生が仰った。昔の礼楽は質素で、今となっては田舎臭い野人のものだが、当世の礼楽は洗練されて華美になり、これこそ上流階級に相応しいとされている。もし私が政教を施すのであれば、昔の質素な礼楽に従う。

【解説】先進は先人がしたこと、後進は当世の人がしていること。ここでの君子は一般的に役人以上の上流階級の人々を指す。

2(255) 子曰從我於陳蔡者…

子曰( しの の玉わく)(したがえる )(われに)陳蔡( ちん さいに)(ものは)(みな ) ()(およば)(もんに)也、徳行( とく こうには) 顏淵( がん えん ) 閔子騫( びん し けん ) 冉伯牛( ぜん はく ぎゅう ) 仲弓(ちゅう きゅう)言語( げん ごには) 宰我( さい が ) 子貢( し こう )政事( せい じには) 冉有( ぜん ゆう ) 季路(きろ)文學( ぶん がくには) 子游( し ゆう ) 子夏(しか)

【書き下し】子の曰く、我に陳祭に従える者は、皆門に及ばず、徳行には顔淵、閔子騫、冉伯牛、仲弓、言語には宰我、子貢、政事には冉有、季路、文学には子游、子夏、

【訳】先生が仰った。かつて私に従って陳と蔡の両国に旅した弟子たちは、或いは死に、或いは離散して、後にはみな門下にいなくなった。徳行には顔淵、閔子騫、冉伯牛、仲弓。言語には宰我、子貢。政事には冉有、季路。文学には子游、子夏。

【解説】孔子はその患難の内に相従えることを決して忘れないと、一人一人の名を挙げてここに述べた。ただしここに挙げたのはその中の一部の優れた者だけである。

3(256) 子曰回也非助我者也…

子曰( しの の玉わく)(かいは)也、(あらず )(たすくる )(われを) (ものに)也、(おいて)吾言( わが ことに)( なし)(ところ )(ずという )(よろこび)

【書き下し】子の曰く、回は我を助くる者に非ず、吾が言に於いて説びずという所無し、

【訳】先生が仰った。顔淵は私を啓発してくれることはなかった。私の言葉を聞くと、何も質問することなく真意を悟り、悦んでいたからだ。

【解説】回=顔淵のことで、顔回、顔子と呼ばれることもある。助けるとは、いろいろ質問してくれること。質問に答えることで自分もその事をより深く理解することになるからだ。ただし顔淵に不満を言っているのではなく、質問することなく理解できることを深く悦び褒めているのだ。

4(257) 子曰孝哉閔子騫…

子曰( しの の玉わく)孝哉(こうなるかな ) 閔子騫( びん し けん )(ひと ) ()(そしら)其父母( その ふ ぼ ) 昆弟( こん ていの)(ことを)

【書き下し】子の曰く、孝なる哉、閔子騫、人、其の父母昆弟の言を間らず、

【訳】先生が仰った。閔子騫は本当の孝行者だ。身内の親兄弟が彼を誉めても、誰もそれを謗らない。

【解説】閔子騫は孔子の弟子、姓は閔、名は揖、字は子騫。

5(258) 南容三復白圭…

南容( なん よう ) (みたび ) (ふくす)白圭( はく けいを)孔子( こう し ) (もって)其兄( その あにの)(こを )(めあわす )(これに)

【書き下し】南容三たび白圭を復す、孔子、其の兄の子を以って之に妻わす、

【訳】南容は白圭の詩を何度もくり返し暗唱していた。孔子は自分の兄の娘を彼の妻にした。

【解説】三復は三回に限らず度々繰り返すことを云う。白圭は詩の大雅抑(たいが よく)の篇にある「白圭の()けたるは、なお磨くべし、斯言(このこと)の玷けたるは、()しつべからず」のこと。白圭は白玉の飾りもの。白圭は何かの拍子に欠けたら、磨いて直すことができるが、失言はどうすることもできない。南容は不用意な発言をしないように深く慎むによって、この詩をよく暗唱したのだが、そんな慎み深い南容を信頼できるとして、孔子は自分の兄の娘を彼の妻にしたのだ。

6(259) 季康子問弟子孰爲好學…

季康子問( き こう し とう )弟子(でし) (たれをか ) (なす )(このむと )(がくを)孔子( こう し )對曰(こたえて の玉わく)( あり)顔回者( がん かいというもの )(このみき )(がくを)不幸( ふ こう ) 短命(たん めいにして ) (しんぬ)矣、(いまは)則亡(すなわち なし )

【書き下し】季康子問わく、弟子孰をか学を好むと為る、孔子対えて曰く、顔回という者有り、学を好めり、不幸にして短命にして死んぬ、今は則ち亡し、

【解説】雍也第六2の哀公問の前半と同じ。

7(260) 顔淵死顔路請子之車…

顏淵死( がん えん しして)顏路( がん ろ ) ( こう)子之車( しの   くるまを)(もって ) (つくらんと )之椁(これが かくを)

【書き下し】顔淵死し、顔路、子の車を請う、以って之が椁を為らんと、

【訳】弟子の顔淵が死んだ。その父の顔路は、孔子の車を貰えないかと願った。その車を売って棺の外を覆う椁を造り、篤く葬るためだった。

【解説】顔路もかつて孔子の学を受けた。亡くなった息子の顔淵は賢才だったので、篤く葬ろうと考えたが、貧乏にして、棺の外を覆う椁を造ることができなかった。そこで孔子の車を貰えないかと願い、これを売って椁を造ろうと考えたのだ。

子曰( しの の玉わく)才不才(さいも ふ さいも)亦各( また おのおの) ( いう)其子( その こを )也、鯉也死(りが   しするときに ) (あれども )(かん )( なし)(かく )(われ ) (ざるは )徒行以(かちより ゆきて もって ) (つくら )之椁(これが かくを)(もって )吾從(われ したがえるを )大夫之後(だい ぶの    しりえに)(ざればなり )(べから )徒行(かちより ゆく )也、

【書き下し】子の曰く、才も不才も、また各おの其の子を言う、鯉が死するときに棺有れども椁なし、吾れ徒り行きて以って之が椁を為らざるは、吾れ大夫の後に従えるを以って、徒り行く可からざればなり、

【訳】先生が仰った。才能があってもなくても父より見ればその子を愛する情が異なることはない。孔子の息子の鯉が死んだときも棺はあっても椁はなかった。私は歩いて行くことにして車を売り、椁を造ることもできたが、大夫としての地位にある以上、歩いて行くのはその地位に相応しくないので、断念した。

【解説】鯉は孔子の子、字は伯魚、孔子より先に卒す。ちなみに伯魚の子が中庸を作った子思である。自分の子のときも椁はなかったのだからと、顔路に諭したのだ。

8(261) 顔淵死子曰噫天喪予…

顏淵死( がん えん しす )子曰( しの の玉わく)(ああ )(てん ) (ほろぼせり )(われを)(てん ) (ほろぼせり )(われを)

【書き下し】顔淵死す、子の曰く、噫、天、予を喪せり、天、予を喪せり、

【訳】顔淵が死んだ。先生が仰った。ああ。天は私をほろぼすのか。天は私をほろぼすのか。

【解説】噫は哀しみ悼む声を表現する。顔淵は最も優れた弟子で、顔淵こそ孔子の道を伝える第一人者と期待されていたのだ。したがって顔淵が死ぬことは、孔子の後継者がいなくなることにも等しい。したがって、孔子の道が自分限りでほろんでしまう可能性を嘆いたのだ。

9(262) 顔淵死子哭之慟…

顏淵死( がん えん しす )() (こくして)(これを) (どうす)從者曰(じゅう しゃの いわく)子慟( し どうせり)矣、(の玉わく)(ありしや ) (どうすること)乎、(あらずして)夫人之爲( かの ひとの  ために ) (どうするに)、而誰爲(たが ためにかせん)

【書き下し】顔淵死す、子、之を哭して慟す、従者の曰く、子、慟せり、曰く、慟すること有りしや、夫人の為に慟するに非ずして、誰が為にかせん、

【訳】顔淵が死んだ。先生は弔問に行き、取り乱して大声で泣き、悼み哀しんだ。同行した弟子が言った。先生が悼み哀しんだ。先生が仰った。確かに取り乱して大声で泣いてしまったが、それが悼み哀しむということなのか、自分ではよくわからない思いだ。しかし、誰のためでもなく、顔淵のために悼み哀しむのでなければ、こんなにはならないだろう。

【解説】哭は取り乱して大声で泣くこと。慟は悼み哀しむこと。

10(263) 顔淵死門人欲厚葬之…

顏淵死( がん えん しす )門人( もん じん ) (ほっす )(あつく ) (ほうむらまく)1ノ(これを)子曰( しの の玉わく)不可( ふ かなり)矣、門人( もん じん ) (あつく ) (ほうむる )(これを)

【書き下し】顔淵死す、門人厚く之を葬らまく欲す、子の曰く、不可なり、門人厚く之を葬る、

【訳】顔淵が死んだ。同じ孔子の門人たちは、彼を厚く葬りたいと願った。先生は仰った。それはだめだ。門人たちは孔子の言うことを聞かず、厚く葬った。

【解説】礼では、葬儀の規模は家柄によるとなっている。したがって家が貧乏で厚く葬るのは理に叶っていない。よって孔子は厚く葬ることを止めた。

子曰( しの の玉わく)(かいが)也、(みること )(われを ) (なお/ごとし )(ちちの)(われ ) ()()(みること ) (なお/ごとくなるを)1ノ(この )也、(あらざるなり ) (われには)也、夫二三子( かの に さん しなり)也、

【書き下し】子の曰く、回が予れを視ること猶父のごとし、予れ視ること猶子のごとくなるを得ず、我には非ざるなり、夫の二三子なり、

【訳】先生が仰った。回=顔淵は私を父のように慕っていた。しかし私は、彼を自分の子と同様に葬りたかったが、それはできなかった。私のせいではない。数名の弟子のせいだ。

【解説】ニ三子が誰を指すのかはわからないが、孔子が厚く葬ることを認めたら、弟子の中には依怙贔屓と思い、弟子たちの仲が割れる可能性もあると考えたのではないか、とも思われる。

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最終更新日:令和02年09月07日 学易有丘会
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