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漢文として楽しむ論語 子路第十三 1/5

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子路(しろ)とはこの篇の題名で、冒頭の二文字を取って音読みにしたもの。論語二十篇の第十三篇である。

1(303) 子路問政…

子路(しろ) (とう )(まつりごとを)子曰( しの の玉わく)(さきんじ)(これに) (ろうす)(これに)(こう )(えきを)(の玉わく)(なかれ)(うむこと)

【書き下し】子路政を問う、子の曰く、之に先んじ、之に労す、益を請う、曰く、倦むこと無かれ、

【訳】子路が政事について質問した。先生が仰った。先ず自らが身を修め、率先して民のために動くことだ。もっと教えてください。先生が仰った。こういうことを倦み怠らないことだ。

【解説】先之とは、民を教えるに、身を以って導くことを云う。およそ孝弟忠信の行いは、上たる人が先ずその身を修めて、以って民を率いる時は、命令しなくても民は従い行う。労之とは、民を養うことに勤労するを云う。上たる人は、折々に見回り、農業が順調に行えるように、その時々の必要な措置を施し、その害を除けば、民は重労働に苦しんでも、上を怨むことはないものだ。請益は、もっと教えて欲しいという意。子路は剛勇にして才を頼み、気を用いる。或いは法律や命令を以って、人を使うことばかり考え、自らが先んじて誠を推す意が少ない。また勇者はよく事を始めるが、飽きっぽく長くは続かない。よって孔子は、このように述べたのだ。
2(304) 仲弓爲季氏宰…

仲弓(ちゅう きゅう ) (なって)季氏宰( き しが さいと)( とう)(せいを)子曰( しの の玉わく)(さきんじ)有司( ゆう しに )(ゆるし)小過(しょう かを )(あげよ)賢才( けん さいを)

【書き下し】仲弓、季氏が宰となって、政を問う、子の曰く、有司に先んじ、小過を赦し、賢才を挙げよ、

【訳】仲弓が季氏の家老となって、政について質問した。先生が仰った。諸役人を先に立たせ、小さな過ちは許し、賢才を起用することだ。

【解説】宰は家老、或いは邑の奉行のこと。有司は諸役人のこと。宰は彼等を統率する者。

(いわく)(いずくんぞ ) (しりて )賢才( けん さいを)(あげん )(これを)(の玉わく)(あげよ )(なんじの ) (ところを)1ノ(しる )(なんじの ) (ところ )(ざる )(しら )人其( ひと それ ) (すてしめや )(これを)

【書き下し】曰く、焉んぞ、賢才を知りて之を挙げん、曰く、爾の知る所を挙げよ、爾の知らざる所、人それ諸を舎てしめや、

【訳】仲弓が言った。どうやって賢才を見つけ出して登用すればよいか。孔子が仰った。まずはそなたが知っている者を起用することだ。そうすれば、そなたが知らない者はほかの人が捨てておかないだろう。

【解説】自分が私欲や恩を着せるために起用するのではなく、公のために知っている人を起用するのであれば、その評判が伝わり、他の人たちもこの人はどうだろうかと推挙してくるものである。

3(305) 子路曰衞君待子而爲政…

子路曰( し ろの いわく)衞君( えい くん ) (まちて )(しを )(なせば )(まつりごとを)() (まさに/する ) 奚先(いずれをか さきにせんと)子曰( しの の玉わく)(かならず)(ただしくせんか )(なを )乎、子路曰( し ろの いわく)(あるかな )(これ )哉、(しの )迂也( うなること )奚其(なんぞ それ ) (ただしくせん)

【書き下し】子路の曰く、衛君、子を待って政を為せば、子、将に奚れをか先にせんとする、子の曰く、必ず名を正しくせんか、子路の曰く、是有るかな、子の迂ること、奚ぞ其れ正しくせん、

【訳】子路が言った。衛君が孔子が来るのを待って共に政事をするとしたら、先生は何から手をつけますか。先生が仰った。先ず必ずやることは、名を正しくすることだ。子路が言った。なんでそんな呑気なことを。先生は迂闊ですね。今に当たって、どうして名を正す必要があるのですか、もっと急いでやるべきことがあるようにも思いますが。

【解説】これは孔子が魯の哀公十一年、楚より衞に還った時のことである。衛君とは、出公輒(しゅつこうちょう)のこと。衛の靈公の太子蒯聵(かいがい)は、夫人南子の淫行を憎んで殺そうとしたが果たせずに出奔した。靈公は子の(えい)を立てて位を伝えようとするが、郢は辞して受けず、靈公卒っして夫人は蒯聵の子の輒を立てて蒯聵を防ごうとした。よって輒はその祖を父とし、その父を寇とするという、名実が甚だ乱れた状況になった。これ故に孔子は、今の衞の政は、このままではどうしようもないと考え、必ずやらなければいけないことは、まず名を正しくすることで、それができて後に、初めてするべきことがあるとしたのだ。これはただ衞国のために述べたことだが、およそ政をする道は、みな将にこれを以って先とするべきである。子路は、輒が位に立ってその時まで十二年の間、国民はみな、取り敢えず従い居るので、名を正すよりも、もっと他にやるべきことがあると思っていたのだ。

子曰( しの の玉わく)野哉( や なるかな ) (ゆうは)也、君子( くん しは ) (おいて)(その ) (ところに)1ノ(ざる )(しら )(けだし) 闕如( けつ じょたり)也、

【書き下し】子の曰く、野なる哉、由は、君子は其の知らざる所に於いて、蓋し闕如たり、

【訳】先生が仰った。鄙俗だね、由=子路は。君子ならば知らないことに疑問を持つものだ。

【解説】野は鄙俗の義、君子は野に対して云う、闕如は疑わしき様子。勝手な憶測で妄りに孔子の答えに反論した子路を責めて、こう述べたのだ。

() (ざるときは ) (ただしから)(すなわち ) (いうこと) ()(したがわ)(いうこと ) (ざるときは ) (したがわ)(すなわち ) (こと ) ()(なら )(こと ) (ざるときは )(なら )(すなわち) 禮樂( れい がく ) ()(おこら)

【書き下し】名、正しからざるときは、則ち言うこと順わず、言うこと順わざれば、則ち事成らず、事成らざれば、則ち礼楽興らず、

【訳】名が正しくないと、言うことが正しく伝わらないから、安心して順うことができない。言うことに順わないと、何事も成すことはできない。何事も成すことができないと、礼の秩序や人々が和楽することなく、道も行われない。

【解説】ここでは名が正しくないことによる害を詳らかに説明する。

禮樂( れい がく ) (ざるときは )(おこら)(すなわち ) 刑罰( けい ばつ ) ()(あたら)刑罰( けい ばつ ) (ざるときは )(あたら)(すなわち ) (たみ ) (なし )(ところ )(おく )手足( て あしを)1ノ

【書き下し】礼楽興らざれば、則ち刑罰中らず、刑罰中らざれば、則ち民、手足を錯く所無し、

【訳】礼の秩序や人々が和楽することがなく、道も行われないのなら、刑罰も適切に行うことができない。刑罰を適切に行うことができなければ、人々はいつどこで何をしてよいのか、何をしたらいけないのかわからず、手足の置き場すらもわからない。

【解説】前段の続き。

(ゆえに) 君子( くん しは ) (なづくること )(これに ) (かならず ) (べく )(いいつ)也、(いうこと )(これを ) (かならず ) (べし )(おこないつ)也、君子( くん し ) (おいて )其言( その ことに)(なからまく )(ところ )(いやしくもする)(のみ )矣、

【書き下し】故に君子は之に名づくること必ず言いつ可く、之を言うこと必ず行いつ可し、君子其の言に於いて、苟もする所無からまく已、

【訳】したがって、君子=政事をする人は、正しく名づけ、その言葉に必ず順って口に言うものなのだ。それでこそ、言うことを実行できるのだ。君子はその名を正しくした言葉を使い、曖昧でいい加減な言葉は使わないようにしなければいけない。

【解説】孔子はこのように子路に告げたが、子路は理解せず、輒に仕えて去らず、ついにその難に死んだ。

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最終更新日:令和02年09月07日 学易有丘会
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