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漢文として楽しむ論語 郷黨第十 16/18

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郷黨第十

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16(251) 寢不尸…

寢不尸、居不容、見齊衰者、雖狎必變、見冕者與瞽者、雖褻、必以貌、

【書き下し】
寝るときは尸の如くせず、居るときは容りせず、斉衰する者を見ては、狎たりと雖も必ず変ず、冕者と瞽者とを見ては、褻なりと雖も必ず貌を以ってす、

【訳】
寝るときは死体のように手足を伸ばさず、身体を少し屈めた。自宅で寛ぐときは、畏まらずに衣服や容姿に気を使わず、のんびりと寛いだ。喪服を着た人と会うと、親しく馴染んでいる人であっても、必ず謹んだ態度に変じ改めた。冠をつけた人と視覚障碍者に出会ったときは、改まった場所でなくても必ず礼儀正しくした。これは位があることを尊び、障碍のあることを哀れんだことによる。

【解説】
ここでは孔子の容貌の変化を記す。
齊衰者は喪服を着た人。狎は、馴染むということ。褻は、普段の、日常的なという意。

凶服者式之、式負版者、有盛饌、必變色而作、迅雷風烈必變、

【書き下し】
凶服の者には之に式す、版を負う者に式す、盛饌有れば、必ず色を変じて作つ、迅雷風烈のときは、必ず変ず、

【訳】
喪服の者を車上から見かけると、それが知らない人であっても、横木に手をかけて俯く礼をして敬した。地図や戸籍簿を持った役人も、同様に敬した。客となってたくさんの料理でもてなされたときは、主人の礼意が重いことを感じて、顔色を喜ばしく変えて必ず起立して敬した。突然の激しい雷や猛烈な風のときは、天の怒気だから、必ず心を引き締め変じて、これを敬した。

【解説】
凶服は喪服のこと。
式とは車の前にある横木。
負は持つこと。
版とは地図や人民の数等を記したいわゆる戸籍簿のような板。
盛饌は料理がたくさん盛られた様子。
迅雷は突然の激しい雷。

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郷黨第十 各章
10-1 孔子郷党に於いては恂恂如たり、もの言うこと…、
10-2 朝にして下大夫と言うときは、侃侃如たり、上…、
10-3 君、召して擯せ使むるのときは、色、勃如たり…、
10-4 公門に入るときは、鞠躬如たり、容られざるが…、
10-5 圭を執るときは、鞠躬如たり、勝えざるが如し…、
10-6 君子は紺緅を以って飾らず、紅紫は以って褻の服…、
10-7 斉するときは必ず明衣有り、布をす、必ず寝衣…、
10-8 食は精ぐに厭かず、膾は細きに厭かず、食の饐し…、
10-9 席、正しからざれば、坐らず、
10-10 郷人の飲酒に杖者出るときは、斯に出ず、郷人…、
10-11 人を他邦に問うときは、再拝して之を送る、康…、
10-12 厩焚けたり、子、朝より退りて、曰く、人を傷…、
10-13 君、食を賜うときは、必ず席を正しくして、先…、
10-14 大廟に入りて事毎に問う、
10-15 朋友死して、帰る所無ければ、曰く、我に於い…、
10-16 寝るときは尸の如くせず、居るときは容りせず…、
10-17 車に升るときは必ず正しく立って綏を執る、車…、
10-18 色のままに斯に挙がり、翔って後に集まる、曰…、

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最終更新日:令和07年11月06日 学易有丘会
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