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漢文として楽しむ論語 郷黨第十 6/18

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郷黨第十

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6(241) 君子不以紺緅飾…

君子不以紺緅飾、紅紫不以爲褻服、當暑袗絺綌、必表而出之、

【書き下し】
君子は紺緅を以って飾らず、紅紫は以って褻の服にも為ず、暑に当たって袗の絺綌すれば、必ず表いにして之を出だす、

【訳】
孔子は紺色と薄赤い色を襟や縁の飾りにはしなかった。紅と紫は間色であるとともに艶麗にして婦人の服に近いので、この二色は普段着にも用いなかった。夏の暑いときには単衣の葛布の服を着たのだが、その際、必ず下重ねを着た上に、その葛布の服だけが外に出るように表を覆い、できるだけ肌を見せないようにした。

【解説】
ここでは孔子の衣服について記す。
君子は孔子を指す。
ただし孔子だけではなく、君子一般の服装でもあるので、君子と云っている。
紺は紺色、俗に云う烏羽色のこと。
これは斉戒の服色である。
緅は薄赤い色、これは三年の喪の、小祥の練服の下重ねにする色。
この斉喪の服に使う二色を常服に用いないことで、服についての礼を乱さないようにした。
また、紅は今の桃色のことで、この色と紫は間色であって、正色ではない。
正色は赤青黄白黒の五色のこと。
褻服は普段着、作業着のこと。
絺綌は葛の繊維で織った古の暑い時に着る単衣の服で、織り糸が細いのを絺、太いのを綌と云う。

緇衣羔裘、素衣麑裘、黄衣狐裘、褻裘長、短右袂、必有寢衣、長一身有半、

【書き下し】
緇衣には羔の裘、素衣には麑の裘、黄衣には狐の裘、褻の裘は長し、右の袂を短くす、必ず寝衣有り、長一身有半、

【訳】
羊の毛皮を着るときはその上から黒い衣を着て、鹿の子の毛皮を着るときはその上から白い衣を着て、狐の毛皮を着るときはその上から黄色い衣を着た。普段着の毛皮は暖かさのために丈が長いが、腕が動きやすいように右の袂は短くしてある。寝るときの衣は身長の1.5倍の長さがあり、足先まで十分に覆うようになっている。

【解説】
緇は黒、羔は黒羊、裘は毛皮。
素は白、麑は鹿の子。
緇衣、素衣、黄衣は裘の上に着て毛を隠す物。
褻裘は普段着の毛皮。
礼装の裘は膝までの長さだが、普段着は暖かさのためにさらに長い。
なお必有寝衣長一身有半の部分は、後の齊服について記す所の錯誤だともされる。

狐貉之厚以居、去喪無所不佩、非帷裳必殺之、羔裘玄冠、不以弔、吉月必朝服而朝、

【書き下し】
狐貉の厚きを以って居り、喪を去いては佩ずという所無し、帷裳に非ざれば、必ず之を殺ぐ、羔裘玄冠を以って弔せず、吉月には、必ず朝服して朝す、

【訳】
キツネやムジナの毛が深い毛皮は外出には重いが、厚いので家の中で着るのによい。喪の時を除き、常に帯には装飾物をつけた。朝祭などに着る帷裳以外の服は、裾が広くひだもなく切り込みを入れて簡易に作ったものだった。黒い毛皮に黒い冠は弔うときには使わない。黒は吉色、白が凶色だから、弔いは白にする。月朔には、退いた後も必ず朝服を着て朝拝した。

【解説】
狐はキツネ、貉はムジナ、狐貉の毛皮は毛が深くて厚く重い。
礼装の裘は軽いほうがよいが、家に居るときに着るものは暖かさのほうが重要になる。
佩は帯につける装飾物。
帷裳は朝祭の服で手が込んだ作りになっている。
それ以外の普段に着る服は裾が広くひだがなく殺いで作る。
殺ぐは裁縫用語で切り込むことらしい。
玄冠は黒いかんむり。吉月は毎月の一日、朔日を云う。
月の光は晦に死して朔に生ずるので吉と云う。
朝服は朝参の服。
仕えるのを辞めた人の多くは、もう月朔にも公に朝拝しなくなるのだが、孔子は退いた後もこの礼を捨てなかった。

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郷黨第十 各章
10-1 孔子郷党に於いては恂恂如たり、もの言うこと…、
10-2 朝にして下大夫と言うときは、侃侃如たり、上…、
10-3 君、召して擯せ使むるのときは、色、勃如たり…、
10-4 公門に入るときは、鞠躬如たり、容られざるが…、
10-5 圭を執るときは、鞠躬如たり、勝えざるが如し…、
10-6 君子は紺緅を以って飾らず、紅紫は以って褻の服…、
10-7 斉するときは必ず明衣有り、布をす、必ず寝衣…、
10-8 食は精ぐに厭かず、膾は細きに厭かず、食の饐し…、
10-9 席、正しからざれば、坐らず、
10-10 郷人の飲酒に杖者出るときは、斯に出ず、郷人…、
10-11 人を他邦に問うときは、再拝して之を送る、康…、
10-12 厩焚けたり、子、朝より退りて、曰く、人を傷…、
10-13 君、食を賜うときは、必ず席を正しくして、先…、
10-14 大廟に入りて事毎に問う、
10-15 朋友死して、帰る所無ければ、曰く、我に於い…、
10-16 寝るときは尸の如くせず、居るときは容りせず…、
10-17 車に升るときは必ず正しく立って綏を執る、車…、

10-18 色のままに斯に挙がり、翔って後に集まる、曰…、

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最終更新日:令和07年11月06日 学易有丘会
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