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漢文として楽しむ論語 八佾第三 24/26

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八佾第三

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24(64) 儀封人請見…

儀封人請見、曰、君子之至於斯也、吾未嘗不得見也、

【書き下し】
儀の封人見えんことを請う、曰く、君子の斯に至るときに、吾未だ嘗て見うことを得ずんばあらず、

【訳】
儀邑の封人が面会を請い求めて言った。偉い君子がここに来るとき、私は未だかつて面会できなかったことはない。

【解説】
儀は衛国の邑の名。
封人は国境を司る官の名。
孔子が衛に行ったとき、たまたま儀邑の封人が来て、面会を願い出た。
ただし賢者ではあるが身分が低いので名は不明だった。
君子とは身分のある賢者をいう。
斯は衛の地を指す。

從者見之、出曰、

【書き下し】
従者之に見えしむ、出て曰く、

【訳】
従者が取り次ぎ、封人は面会し、やがて退出してきて言った。

【解説】
従者は孔子の伴として来た者のこと。

二三子何患於喪、

【書き下し】
二三子、何ぞ喪えることを患えんや、

【訳】
門人のみなさん、先生が位を喪ったことを患いとすることはありません。

【解説】
二三子とは門人を指す。
喪うとは位を失って国を去ることをいう。
魯の君が斉の女楽を悦び政治を怠ったので、孔子は司寇の官を捨てて衛に行くことにしたわけだが、その時のこと。

天下之無道也久矣、天將以夫子爲木鐸、

【書き下し】
天下の道無きこと久し、天將に夫子を以って木鐸と為とす、

【訳】
天下に道が行われないことが長く続いてますが、やがては乱も極まり、昔のように治まることを求める機運も高まります。そのときには、天は必ずや孔子先生を位につけて、教を設けさせます。そのときのために、今は位を失っているのです。

【解説】
鐸は打つところが木製の鈴。
打つところも金属のものは金鐸という。
軍事には金鐸、文事教育には木鐸を用いる。
法令などを発表するときにこの木鐸を振って諸人の注意喚起をするのだ。
要するにアナウンスの前のチャイムみたいなものだと思われるが、とにかく、孔子がやがて位について教えを施すことを、この木鐸に擬えたのである。

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八佾第三 各章
3-1 孔子、季氏が八佾を庭に舞うことを謂く、是をも…、
3-2 三家は雍を以って徹す、子の曰く、相くる維れ辟…、
3-3 子の曰く、人として仁ならざれば、礼を如何、人…、
3-4 林放礼の本を問う、子の曰く、大いなるかな問え…、
3-5 子の曰く、夷狄にして君有り、諸夏の亡きが如く…、
3-6 季氏泰山に旅せんとす、子冉有に謂いて曰く、女…、
3-7 子の曰く、君子は争う所無し、必ずや射か、揖譲…、
3-8 子夏問いて曰く、巧みに笑うこと倩たり、美き目…、
3-9 子の曰く、夏の礼吾れ能く之を言えども、杞徴し…、
3-10 子の曰く、禘既に灌してより往は、吾之を観ま…、
3-11 或るひと禘の説を問う、子の曰く、知らず、其の…、
3-12 祭ること在ますが如くす、神を祭ること神在ま…、
3-13 王孫賈問いて曰く、其の奥に媚びんより、寧ろ…、
3-14 子の曰く、周は二代を監みて、郁郁乎として文…、
3-15 子大廟に入りて事毎に問う、或る人の曰く、孰…、
3-17 子貢告朔の餼羊を去まく欲す、子の曰く、賜…、
3-18 子の曰く、君に事えて礼を尽くせば、人以って…、
3-19 定公問わく、君臣を使い臣君に事えまつること…、
3-20 子の曰く、関雎は楽しんでも淫れず、哀んでも…、
3-21 哀公社を宰我に問う、宰我対えて曰く、夏后氏…、
3-22 子の曰く、管仲の器は小さきなる哉、或る人曰…、
3-23 子魯の大師に楽を語げて曰く、楽は其れ知んぬ…、
3-24 儀の封人見えんことを請う、曰く、君子の斯に…、
3-25 子韶を謂く、美を尽くせり、また善を尽くせり…、
3-26 子の曰く、上に居て寛かならず、礼を為して敬し…、

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最終更新日:令和07年11月06日 学易有丘会
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