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漢文として楽しむ論語 陽貨第十七 6/26

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陽貨第十七

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6(440) 子張問仁於孔子…

子張問仁於孔子、孔子曰、能行五者於天下爲仁矣、

【書き下し】
子張、仁を孔子に問う、孔子の曰く、能く五つの者を天下に行うを仁と為す、

【訳】
子張が仁を孔子に質問した。孔子が仰った。よく五つの事柄を天下に行うことが仁と為すことだ。

【解説】
天下に行うとは、どんなところへ往くとしても必ず行うこと。例え未開の地に往くとしても、そこの人々を見下して行わない、などということがあってはならない。

請問之、曰、恭寛信敏惠、

【書き下し】
請い、之を問う、曰く、恭寛信敏恵、

【訳】
その五つは具体的に何か教えて欲しくて、さらに質問した。孔子が仰った。恭しさ、寛としたゆたかな心、偽りのない信、敏として心が怠らないこと、恵むことあって心が薄くないことだ。

【解説】
まず五つの題目、恭寛信敏恵を掲げ、以下にそれぞれの意義を個別に説明する。

恭則不侮、寛則得衆、信則人任焉、敏則有功、惠則足以使人、

【書き下し】
恭なるときは則ち侮らず、寛なるときは則ち衆を得、信なるときは則ち人任る、敏なるときは則ち功有り、恵なるときは則ち以って人を使うに足れり、

【訳】
恭しければ何事も侮らない。寛としたゆたかな心があれば衆を受け入れて失わない。信があれば人は頼み任せて疑わない。敏として何事も怠らなければ事成りて功が有る。恵があれば人は懐いてこれを使い用いるのに足りる。

【解説】
この文章では民の上に居る者を主として云っているようなので、子張がすでに仕官している時のことか、とも考えられている。

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陽貨第十七 各章
17-1 陽貨、孔子に見わまく欲す、孔子見わず、孔子に…、
17-2 子の曰く、性、相近し、習って相遠し、
17-3 子の曰く、唯、上知と下愚とは、移らず、
17-4 子、武城に之きて、弦歌の声を聞く、夫子、莞…、
17-5 公山弗擾、費を以いて畔く、召ぶ、子、往かま…、
17-6 子張、仁を孔子に問う、孔子の曰く、能く五つ…、
17-7 佛肸召ぶ、子、往かまく欲す、子路の曰く、昔…、
17-8 子の曰く、由、汝、六言六蔽を聞けりや、対え…、
17-9 子の曰く、小子、何ぞ夫の詩を学ぶこと莫き…、
17-10 子 伯魚に謂って曰く、汝、周南召南を為びた…、
17-11 子の曰く、礼と云い、礼と云いつ、玉帛をしも…、
17-12 子の曰く、色獅オくして内荏かなるを、これ小…、
17-13 子の曰く、郷原は徳の賊なり、
17-14 子の曰く、道に聴いて塗に説くは、徳を棄つる…、
17-15 子の曰く、鄙夫は與に君に事えまつる可けんや…、
17-16 子の曰く、古者の民三つの疾い有り、今は或い…、
17-17 子の曰く、巧言令色、鮮し仁、
17-18 子の曰く、紫の朱を奪うことを悪む、鄭声の雅…、
17-19 子の曰く、予、言うこと無らまく欲す、子貢の…、
17-20 孺悲、孔子に見わまく欲す、孔子、辞するに疾…、
17-21 宰我問わく、三年の喪、期も已に久し、君子三…、
17-22 子の曰く、食を飽いままにし日を終えて、心を…、
17-23 子路の曰く、君子、勇を尚ぶや、子の曰く、君…、
17-24 子貢の曰く、君子も亦悪むこと有りや、子の曰…、
17-25 子の曰く、唯、女子と小人與を、養い難しと為…、
17-26 子の曰く、年四十にして悪ま見ば、其れ終わん…、

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最終更新日:令和07年11月07日 学易有丘会
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