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漢文として楽しむ論語 顏淵第十二 10/24

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顏淵第十二

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10(288) 子張問崇徳辨惑…

子張問崇コ辨惑、子曰、主忠信徙義、崇コ也、

【書き下し】
子張、徳を崇くして、惑いを弁つことを問う、子の曰く、忠信を主とし、義に徒るは、徳を崇くするなり、

【訳】
子張が徳を積んで崇くして、惑いを断って疑わない道を質問した。先生が仰った。忠と信とを旨とし、義を見てすぐに行動することで、徳は日々積み重なる。これが徳を崇くする道だ。

【解説】
徳が崇くなれば惑いを弁つことができるわけではないので、以下のように二つに分けて孔子は答えた。
忠は誠実、決して自分も人も裏切らないこと。
信は信用信頼。

愛之欲其生、惡之欲其死、既欲其生、又欲其死、是惑也、

【書き下し】
之を愛し其の生を欲し、之を悪んで其の死を欲す、既に其の生を欲し、又其の死を欲するは、是惑いなり、

【訳】
愛する人には長く生きて欲しいと願い、憎む人には早く死んで欲しいと願う。長生きを願ったり、早死にを願うことが惑いである。

【解説】
愛と憎しみが惑いの根本だということ。
悪は憎しみの最大級を意味する字。

誠不以富、亦祇以異、

【書き下し】
誠に以って富まず、亦祇に以って異しまる、

【訳】
そもそも人の死生を欲しても意のままにならないことは、富を求めても富むことなく、逆に人から怪しまれるようなものだ。

【解説】
この誠不以富、亦祇以異は錯簡で、もともとは季子第十六12の齊景公有馬千駟から始まる文にあったものが、この次にも齊景公の字があるので、誤ってここに挿入されたのではないか、とも云われている。

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顔淵第十二 各章
12-1  顔淵仁を問う、子の曰く、己に克って礼に復る…、
12-2 仲弓問仁、子の曰く、門を出ては大賓に見うが…、
12-3 司馬牛、仁を問う、子の曰く、仁者は其の言…、
12-4 司馬牛、君子を問う、子の曰く、君子は憂えず…、
12-5 司馬牛、憂えて曰く、人皆兄弟有り、我独り亡…、
12-6 子張、明を問う、子の曰く、浸潤の譖、膚受の…、
12-7 子貢政を問う、子の曰く、食を足らし、兵を足…、
12-8 棘子成が曰く、君子は質ならく已、何ぞ文を以…、
12-9 哀公有若に問いて曰く、年饑して足らず、如何か…、
12-10 子張、徳を崇くして、惑いを弁つことを問う…、
12-11 斉の景公、政を孔子に問う、孔子、対えて曰く…、
12-12 子の曰く、片言以って獄えを折む可き者は、其…、
12-13 子の曰く、訟えを聴くこと、吾れ猶人のごとし…、
12-14 子張、政を問う、子の曰く、之を居いて倦むこ…、
12-15 子の曰く、博く文を学んで、之を約まやかにす…、
12-16 子の曰く、君子は人之美を成す、人之悪しきを…、
12-17 季康子、政を孔子に問う、孔子、対えて曰く…、
12-18 季康子、盗を患えて孔子に問う、孔子、対えて…、
12-19 季康子、政を孔子に問いて曰く、如し無道を殺…、
12-20 子張の問わく、士如何なるをか斯れ之を達と謂…、
12-21 樊遅、従って舞雩之下に遊ぶ、曰く、敢えて徳…、
12-22 樊遅、仁を問う、子の曰く、人を愛す、知を問…、
12-23 子貢、友を問う、子の曰く、忠やかに告げて善…、
12-24 曽子の曰く、君子は文を以って友を会し、友を…、

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最終更新日:令和07年11月06日 学易有丘会
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