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漢文として楽しむ論語 公冶長第五 18/27

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公冶長第五

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18(110) 子張問曰令尹子文…

子張問曰、令尹子文三仕爲令尹、無喜色、三已之、無慍色也、

【書き下し】
子張問いて曰く、令尹子文、三たび仕えて令尹と為れども、喜べる色も無く、三たび之を已めるとも、慍れる色も無し、

【訳】
子張が質問して言った。子文は楚に仕えて三度令尹と為ったが、喜ぶことは無く、三度令尹の官を辞めたときも、慍ることは無かった。

【解説】
令尹は楚国の上卿として政を執る官の名。
子文は、姓は(とう)、名は穀於菟(こくおと)、子文は字。

舊令尹之政、必以告新令尹、何如、

【書き下し】
旧令尹の政、必ず以って新令尹に告ぐ、何如ん、

【訳】
子文は令尹を辞めるときに慍らなかったばかりではなく、新しい令尹にきちんと政務の引継ぎを行った。このような人をどう評価しますか。

【解説】
新旧交代のとき、特に辞めさせられたときなど、引き継ぎらしいことは何もしないことが多いのが、当時だったのだろう。

子曰、忠矣、曰、仁矣乎、曰、未知、焉得仁、

【書き下し】
子の曰く、忠あり、曰く、仁ありや、曰く、未だ知らず、焉んぞ仁を得ん、

【訳】
先生が仰った。忠を心得た人だ。子張が言った。仁の徳はありますか。先生が仰った。そこまではわからない。

【解説】
自分のためなら喜怒の情が出るものだが、常に国のためを思って行動しているので、喜びも慍りもなく冷静でいられ、やるべきこともきちんとやれるのだ。
これは忠たることが盛んだからこそである。
しかし子張は、忠ではなく仁だと思っていたので、改めて子文は仁の徳があるかと質問した。
孔子は、子文のこの行動は確かに普通の人にはなかなかできないことだが、これだけでは心の底の本心がわからないので、迂闊には判断できないと考えたのだ。

崔子弑齊君、陳文子有馬十乘、棄而違之、

【書き下し】
崔子斉の君を弑す、陳文子馬十乗有り、棄てて之を違る、

【訳】
崔子は乱を起こして斉の荘公を弑した。陳文子はこの乱は最早鎮まらないと考え、馬車十乗の富を捨てて国を去った。

【解説】
崔子は斉の大夫崔氏、名は杼。
斉君は荘公、名は光。
陳文子も斉の大夫陳氏、名は須無。馬十乗は四頭立ての馬車十両(馬四十頭に車十両)をいう。古は馬車の数で富を称した。

至於他邦、則曰、猶吾大夫崔子、違之、

【書き下し】
他邦に至りて、則ち曰く、吾大夫崔子が如くなり、之を違る、

【訳】
本国を去って他国に行き、その国の様子を見て言った。なお吾国の大夫崔子が如くに乱れているではないか。そこで、その国も去った。

之於一邦、則又曰、猶吾大夫崔子、違之、何如、

【書き下し】
一邦に之きて、則ち又曰く、吾大夫崔子が如くなり、之を違る、如何、

【訳】
また別のひとつの国に行き、その国の様子を見て言った。なお吾国の大夫崔子が如くに乱れているではないか。そこで、その国も去った。この人をどう評価しますか。

子曰、清矣、曰、仁矣乎、曰、未知、焉得仁、

【書き下し】
子の曰く、清ぎよし、曰、仁ありや、曰く、未だ知らず、焉んぞ仁を得ん、

【訳】
先生が仰った。清ぎよいことだ。子張が言った。仁の徳はありますか。先生が仰った。そこまではわからない。

【解説】
文子の行動はいさぎよいとしても、これだけでその心の底の本心はわからないので、仁についてはわからないとした。
子張はちょっとでも善があると、すぐ仁に結び付けようとするが、仁はそんなに安直なものではないのだ。

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公冶長第五 各章
5-1 子公冶長を謂く、妻あわすべし、縲絏の中に在りと雖も…、
5-2 子、子賤を謂く、君子なるかな若き人、魯に君子無くば…、
5-3 子貢問いて曰く、賜は何如、子の曰く、女は器ものなり…、
5-4 或る人の曰く、雍は仁あって佞ならず、子の曰く、焉ん…、
5-5 子漆雕開をして仕え使む、対えて曰く、吾れ斯れを未だ…、
5-6 子の曰く、道行われず、桴に乗って海に浮かば、我に従…、
5-7 孟武伯問う、子路は仁ありや、子の曰く、知らず、又問…、
5-8 子、子貢に謂って曰く、汝と回、孰れか愈れる、対えて…、
5-9 宰予昼寝たり、子の曰く、朽ちたる木、彫るべからず…、
5-10 子の曰く、吾未だ剛者を見ず、ある人対えて曰く、申…、
5-11 子貢の曰く、我人の我に加えまく欲せざることを、吾…、
5-12 子貢の曰く、夫子の文章は得て聞くべし、夫子の性と…、
5-13 子路聞くこと有りて、未だ之を行うこと能わざれば…、
5-14 子貢問いて曰く、孔文子、何を以ってか之を文と謂う…、
5-15 子、子産を謂く、君子之道四つ有り、其の己を行うこ…、
5-16 子の曰く、晏平仲、善く人と交わる、久しゅうして之…、
5-17 子の玉わく、臧文仲、蔡を居るに、節に山して梲に藻…、
5-18 子張問いて曰く、令尹子文、三たび仕えて令尹と為れ…、
5-19 季文子、三たび思って而して後に行う、子これを聞い…、
5-20 子の曰く、ィ武子、邦道有るおば則ち知あり、邦道無…、
5-21 子陳に在して曰く、帰んなん帰んなん、我が党の小子…、
5-22 子の曰く、伯夷叔斉、旧悪を念わず、怨み是を用って…、
5-23 子の曰く、孰か謂う微生高直なりと、或る人酢を乞う…、
5-24 子の曰く、言を巧くし色を巧くし恭を足すこと、左丘…、
5-25 顏淵季路侍り、子の曰く、盍ぞ各おの爾の志を言わざ…、
5-26 子の曰く、已んなんや、吾未だ能く其の過ちを見て…、
5-27 子の曰く、十室之邑、必ず忠信丘の如き者有り、丘が…、

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最終更新日:令和07年11月06日 学易有丘会
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