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漢文として楽しむ論語 公冶長第五 7/27

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公冶長第五

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7(99) 孟武伯問…

孟武伯問、子路仁乎、子曰、不知也、

【書き下し】
孟武伯問う、子路は仁ありや、子の曰く、知らず、

【訳】
孟武伯が質問した。子路には仁者ですか。先生が仰った。私は知らない。

【解説】
子路は全く仁がないわけではないが、その仁だとする言行が日に一度だったり、月に一度だったりで、安定しない。
したがって、仁不仁を計りかねず、知らないと答えたのだ。

又問、子曰、由也、千乘之國、可使治其賦也、不知其仁也、

【書き下し】
又問う、子の曰く、由は千乗之国、その賦を治め使めつ可し、其の仁を知らず、

【訳】
再度質問した。先生が仰った。由=子路は大国の軍隊を統治する能力はある。しかしそれとこれとは別。仁者であるか否かはわからない。

【解説】
賦はそもそも田地にかける税のことだった。
古は田賦を以って兵を出したので、兵を賦と言うようになり、さらには軍隊全体をも賦と言うようになった。

求也何如、子曰、求也、千室之邑、百乘之家、可使爲之宰也、不知其仁也、

【書き下し】
求は如何、子の曰く、求は千室の邑、百乗の家、之が宰たら使めつ可し、其の仁を知らず、

【訳】
求はどうですか。先生が仰った。求は大きな村の奉行か大きな家の執事になればその能力を発揮するだろう。しかし仁者であるか否かはわからない。

【解説】
武伯は次いで求=冉有の仁を質問した。
千室之邑は家が千軒程の大邑=大きな村。
百乗之家は郷大夫領地を持ち、兵車百両を出すほどの大家。
宰とは邑の奉行、家の執事などのこと。
宰たる能力は、よく政を治め、事を行い、家を富ませ、民を豊かにするといったこと。

赤也何如、子曰、赤也、束帶立於朝、可使與賓客言也、不知其仁也、

【書き下し】
赤は如何、子の曰く、赤は束帯して朝に立ちて賓客ともの言わ使めつ可し、其の仁を知らず、

【訳】
赤はどうですか。先生が仰った。赤は賓客がある時に、束帯して朝廷に立ちて、其の接待役をさせればその能力を発揮するだろう。しかし仁者であるか否かはわからない。

【解説】
赤も孔子の弟子、姓は公西、名は赤、字は子華。
賓とは隣国より来朝する諸侯のこと。大夫の来聘者を客という。

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公冶長第五 各章
5-1 子公冶長を謂く、妻あわすべし、縲絏の中に在りと雖も…、
5-2 子、子賤を謂く、君子なるかな若き人、魯に君子無くば…、
5-3 子貢問いて曰く、賜は何如、子の曰く、女は器ものなり…、
5-4 或る人の曰く、雍は仁あって佞ならず、子の曰く、焉ん…、
5-5 子漆雕開をして仕え使む、対えて曰く、吾れ斯れを未だ…、
5-6 子の曰く、道行われず、桴に乗って海に浮かば、我に従…、
5-7 孟武伯問う、子路は仁ありや、子の曰く、知らず、又問…、
5-8 子、子貢に謂って曰く、汝と回、孰れか愈れる、対えて…、
5-9 宰予昼寝たり、子の曰く、朽ちたる木、彫るべからず…、
5-10 子の曰く、吾未だ剛者を見ず、ある人対えて曰く、申…、
5-11 子貢の曰く、我人の我に加えまく欲せざることを、吾…、
5-12 子貢の曰く、夫子の文章は得て聞くべし、夫子の性と…、
5-13 子路聞くこと有りて、未だ之を行うこと能わざれば…、
5-14 子貢問いて曰く、孔文子、何を以ってか之を文と謂う…、
5-15 子、子産を謂く、君子之道四つ有り、其の己を行うこ…、
5-16 子の曰く、晏平仲、善く人と交わる、久しゅうして之…、
5-17 子の玉わく、臧文仲、蔡を居るに、節に山して梲に藻…、
5-18 子張問いて曰く、令尹子文、三たび仕えて令尹と為れ…、
5-19 季文子、三たび思って而して後に行う、子これを聞い…、
5-20 子の曰く、ィ武子、邦道有るおば則ち知あり、邦道無…、
5-21 子陳に在して曰く、帰んなん帰んなん、我が党の小子…、
5-22 子の曰く、伯夷叔斉、旧悪を念わず、怨み是を用って…、
5-23 子の曰く、孰か謂う微生高直なりと、或る人酢を乞う…、
5-24 子の曰く、言を巧くし色を巧くし恭を足すこと、左丘…、
5-25 顏淵季路侍り、子の曰く、盍ぞ各おの爾の志を言わざ…、
5-26 子の曰く、已んなんや、吾未だ能く其の過ちを見て…、
5-27 子の曰く、十室之邑、必ず忠信丘の如き者有り、丘が…、

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最終更新日:令和07年11月06日 学易有丘会
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