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ここでは易学=易経(周易)に基づく占いの成り立ちについて、初心者向けに解説しています。易の起源は中国の有史以前、まだ文字がなかった時代だと言われています。
○ プロローグ T 易の基本 陰と陽 U 易の周辺 五行〜儒教 V 八卦と呼ばれる抽象芸術 その1 W 八卦と呼ばれる抽象芸術 その2 X 易の主役 六十四卦 Y 六十四卦と日本文化 Z 六十四卦の序次=序卦伝・上篇 [ 六十四卦の序次=序卦伝・下篇 \ 男尊女卑と女尊男卑 ] 占い方 X 易の主役 六十四卦 八卦の持つ意味は単純なので、言うなれば単語のようなものである。したがって、これだけではあまり役に立たない。 『易経』は、この六十四卦を、その意味にしたがって順番に並べ、上経三十卦、下経三十四卦とし、各卦を解説している。 十翼とは、 彖伝上・下は卦辞(彖辞)の解説、 ともあれ、六十四卦と八卦がどういう関係にあるのかは、別窓で六十四卦一覧表として示しておく。 |
上経三十卦 1乾為天=満ち溢れた生気。 2坤為地=従順な牝馬。 3水雷屯=試練に悩む新人。 4山水蒙=暗く愚かな子供。 5水天需=渡し舟を待つゆとり。 6天水訟=不満を訴える人々。 7地水師=軍隊の指揮官。 8水地比=王様と親しむ民衆。 9風天小畜=近づく雨雲外出中止。 10天沢履=礼節を履み外した危険。 11地天泰=天下安泰、万物生成。 12天地否=溶け合わない水と油。 13天火同人=志を同じくする友。 14火天大有=中天に輝く太陽。 15地山謙=お辞儀は深く丁寧に。 16雷地予=大地に響く歓喜の音楽。 17沢雷随=人に従い道に従う時。 18山風蠱=うじ虫がわいた食物。 19地沢臨=悦び望んで迎える人々。 20風地観=よく観察して慎重に。 21火雷噬嗑=食物を噛み砕く力。 22山火賁=夕映えの美しさ。 23山地剥=山崩れの危険。 24地雷復=一陽来復、活動開始。 25天雷无妄=作為のない天の運行。 26山天大畜=渡れば危険な赤信号。 27山雷頤=空腹で卑しい口。 28沢風大過=背負った大きな荷物。 29坎為水=大洪水で右往左往。 30離為火=火を扱うときの心がけ。 |
下経三十四卦 31沢山咸=新婚の甘い夜。 32雷風恒=変化を求めず淡々と。 33天山遯=逃げるが勝ち。 34雷天大壮=走り出した羊の群れ。 35火地晋=希望の朝の元気な力。 36地火明夷=暗い夜道の危険。 37風火家人=家庭を守る女性。 38火沢睽=背きあう二人。 39水山蹇=松葉杖での山登り。 40雷水解=春到来で悩み解消。 41山沢損=贈り物で通う心。 42風雷益=利益を得るチャンス。 43沢天夬=裁かれ決去される邪魔者。 44天風姤=偶然の出会い。 45沢地萃=お祭りに集まる人々。 46地風升=蒔かれた大木の種子。 47沢水困=ひび割れたコップ。 48水風井=湧き続ける井戸。 49沢火革=古きを捨てて変革するとき。 50火風鼎=新体制を支える三人の力。 51震為雷=響き渡る雷鳴。 52艮為山=何事にも動じない山。 53風山漸=手順どおりに抜かりなく。 54雷沢帰妹=愛よりお金の愛人生活。 55雷火豊=昼過ぎて傾く太陽。 56火山旅=歓迎される謙虚な旅人。 57巽為風=行く先は風まかせ。 58兌為沢=転げた箸に笑う少女。 59風水渙=悩みを吹き飛ばす風。 60水沢節=節度をわきまえて。 61風沢中孚=卵を暖める親鳥の愛情。 62雷山小過=限度を少し過ぎる。 63水火既済=完成された事業。 64火水未済=新たなる展開。 |
なぜこのような意味になるのかなど詳細については無料易占いのページをご覧ください。 さらに詳しい専門的なことは究極の易経解説のページをご覧ください。 |
六十四卦の約束事六十四卦を読むに当たっては、いくつかの約束事があるので、次にその辺を列挙しておこう。 ○ 上の卦と下の卦の関係 上の卦は ○ 記号の呼び方 六十四卦中の陰陽の記号は、これを爻と言い、陰ならば ○ 時間の経過 時間は下から上に向かって進ものとし、初爻を過去、上爻を未来とする。 ○ 社会的地位 社会的地位を読むときは、初爻を民位、二爻〜四爻を臣位、五爻を君位、上爻を隠位とする。 ○ 人体 人体に擬えるときは、初爻を足、二爻を膝〜股、三爻〜四爻が股〜腹、五爻が胸〜顔、上爻が顔〜頭である。 ○ 応・比 易は陰陽の調和を重んじる。 ほかにも約束事はまだまだあるが、ここはあくまでも易学入門のページなのでこの程度にとどめ、次にいくつかの卦をピックアップして、おおよその意味を紹介しよう。 |
最終更新日:令和02年10月31日 学易有丘会
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