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漢文として楽しむ論語 陽貨第十七 3/5

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9(443) 子曰小子何莫學夫詩…

子曰( しの の玉わく)小子(しょう し ) (なんぞ) ( なき )(まなぶこと)夫詩( かの しを )(しは ) (べし )以興(もって おこす)(べし )以觀(もって みつ )(べし )以羣(もって ぐんしつ)(べし )以怨(もって うらみつ)(ちかくは)(つかえまつり)(ちちに)(とおくは)(つかえまつり)(くんに)(おおく) ( しる)鳥獣(ちょう じゅう) 艸木( そう もくの)(なを )

【書き下し】子の曰く、小子、何ぞ夫の詩を学ぶこと莫き、詩は以って興す可し、以って観つ可し、以って群しつ可し、以って怨みつ可し、邇くは父に事つり、遠くは君に事つり、多く鳥獣艸木の名を識る、

【訳】先生が仰った。そなたたちは何で詩経を学ぼうとしないのか、詩経は読む人の心を感じ興し、善を好み悪を憎む心を感じ発するものだ。詩経を学ぶ者は、自分が行うところの得失を考え観て、自ら戒め正すことを知り、大勢の人たちと共に居て和して同じない温厚和平な心を養い、怨んでも怒るに至らなくなるものだ。したがって、身近なところでは父に仕えるのに役立ち、遠くは国君に仕えるのにも役立つし、多くの鳥や獣や草木の名を知ることもできる。

【解説】ここでは詩経を読むことの重要性を述べている。

10(444) 子謂伯魚曰…

() (いって)伯魚( はく ぎょに )(の玉わく)(なんじ ) (まなびたりや) 周南(しゅう なん ) 召南(しょう なんを)矣乎、人而(ひととして  ) (ざるは)(まなび)周南(しゅう なん ) 召南(しょう なんを)(それ ) (なお/ごとし ) (ただしく ) 牆面(かきに むかって)(たてるが)也與、

【書き下し】子 伯魚に謂って曰く、汝、周南召南を為びたりや、人として周南召南を為びざるは、其れ、猶、正しく牆に面って立てるが如し、

【訳】先生が伯魚に謂って仰った。そなたは詩経の周南召南を学んだのか。周南召南を学んでいないのなら、人として何もできないし、どこへも進めない。

【解説】為は、ここでは学ぶの意。周南召南は詩経の首篇。周召は岐周の故地にして、周公召公の領地。文王の徳化が岐周より南方の諸侯の国に及ぶことがこの詩の中に書かれているので、南と云い、周公と召公は諸侯を分けて治めたので、周召を以って分けて載せた。牆は土塀のこと。土塀の正面に立っていては、その土塀が邪魔で、どこへも進めない。

11(445) 子曰禮云禮云…

子曰( しの の玉わく)禮云(れいと いい ) 禮云(れいと いう )玉帛(ぎょく はくをしも ) (いわんや)乎哉、樂云(がくと いい ) 樂云(がくと いう )鐘鼓(しょう こをしも ) (いわんや)乎哉、

【書き下し】子の曰く、礼と云い、礼と云いつ、玉帛をしもいわんや、楽と云い、楽と云いつ、鐘鼓をしもいわんや、

【訳】先生が仰った。情けないことに世間の人は、礼と云えば玉や帛をイメージし、楽と云えば鐘や鼓をイメージする。

【解説】玉は高貴な宝飾、帛は絹布を巻いた物で、何れも礼の捧げもの。そもそも礼は心に存する敬を本として、これを行うために玉帛を以ってするのだ。したがって、礼の本は敬であって、玉帛は末なのだ。楽は心に存する和を本として、これを発するのに鐘鼓を以ってするのだ。したがって楽の本は和であって、鐘鼓は末なのだ。本を忘れて末だけを取り上げるのは、いかがなものだろうか、との嘆きを込めてこう述べたのだ。

12(446) 子曰色試ァ内荏…

子曰( しの の玉わく)(いろ ) 試ァ(はげしくして ) (うち ) (やわらかなるを)(たとうれば)諸小人( これ しょう じんに)(それ ) (なお/ごときか)穿窬( せん ゆの )(とうの)也與、

【書き下し】子の曰く、色獅オくして内荏かなるを、これ小人に譬うれば、其れ猶、穿窬の盗の如きか、

【訳】先生が仰った。顔の表情が怖く厳しいのは、心の内が柔弱だからこそ、外に威厳の色形をなして人に重んじ畏れられたいと願っているからだ。これを小人に譬えれば、壁を破ったり、塀を乗り越えて盗みに入るときの心境のようなものだろう。

【解説】色は顔色、表情のこと。荏は柔弱なこと。穿は「うがつ」で壁に穴をあけること。窬は塀を越えること。

13(447) 子曰郷原コ之賊也…

子曰( しの の玉わく)郷原(きょう げんは) (とくの)(ぞくなり)也、

【書き下し】子の曰く、郷原は徳の賊なり、

【訳】先生が仰った。卑俗な集落で人望がある人は、その小さな集団の中でみんなに迎合して人望を集めているに過ぎないので、得てして本当の徳を害するものだ。

【解説】郷は卑俗な集落、原は実直な人、人望があること。

14(448) 子曰道聽而塗説…

子曰( しの の玉わく)道聽(みちに きいて)塗説(みちに とくは)(とくを)棄也(すつるなり  )

【書き下し】子の曰く、道に聴いて塗に説くは、徳を棄つるなり、

【訳】先生が仰った。今、善言を聴いても、それを深く心に刻み込むことなく、すぐに誰かに話すのは、徳を捨てるようなものだ。

【解説】道はその立つところの道を云い、塗は往く先の道を指す。徳は得であり、これを心に得て我が物となることを云う。

15(449) 子曰鄙夫可與事君也與哉…

子曰( しの の玉わく)鄙夫( ひ ふは ) (べけんや )(ともに ) (つかえまつる)1ノ(くんに)也與哉、(その ) (いまだ/ざれば)()(これを)(うれえ)(えんことを)(これを)(すでに) (えれば)(これを)(うれう)(うしなわんことを)(これを)(もし ) (うれえば) (うしなわんことを)(これを)(なし )(ところ)(ずという)(いたら)

【書き下し】子の曰く、鄙夫は與に君に事えまつる可けんや、其の未だ之を得ざれば、之を得んことを患う、既に之を得れば、之を失わんことを患う、苟之を失わんことを患えば、至らずという所無し、

【訳】先生が仰った。行儀が悪く教養もない卑しい男とは、共に心を合わせて君に仕えることはできない。未だ富貴を得ていないときは、富貴を得ようとあせり、富貴を得たら得たで、失うことを恐れてあせる。もし、失うことを恐れてあせれば、どんなことでもしてその富貴を守ろうとする。

【解説】無所不至は、自分の富貴を守るためならば、父や君を殺すことも憚らないこと。

16(450) 子曰古者民有三疾…

子曰( しの の玉わく)古者民(いにしえの たみ) (あり )三疾(みっつの やまい)(いまは)或是(あるいは これも)(なけん)也、

【書き下し】子の曰く、古者の民三つの疾い有り、今は或いは是も亡けん、

【訳】先生が仰った。昔の民衆には三つの問題があった。今はその三つは疾いとは言えないほど世の中は落ちぶれた。

【解説】ここでは古今の平民に変わりがあることを論じる。およそ疾いとは血気の平らかでないことを云う。したがって人の性質に過不及の偏りがあるのを疾いと云う。古の民は素直にして疾いがあってもその本来の資質は失わなかった。今の民は私利私欲が深くなり、世と共にみな変じ、これを簡単に疾いとだけ云って片づけることはできなくなったということ。

(いにしえの)(きょうは) (しなり)(いまの)(きょうは)(とうなり)(いにしえの)(きょうは)(れんなり)(いまの)(きょうは)忿戻( ふん れいなり)(いにしえの)(ぐは )(ちょくなり)(いまの)(ぐは )(さならく)(のみ )矣、

【書き下し】古の狂は肆なり、今の狂は蕩なり、古の矜は廉なり、今の矜は忿戻なり、古の愚は直なり、今の愚は詐ならく已、

【訳】昔の狂は礼節をちょっと逸脱する程度だったが、今の狂は礼節を完全に無視している。昔の矜は厳格で融通が利かないといったことだったが、今の矜は自分の思い通りにならなければ怒り、人より優ることを求めてすぐに争う。昔の愚は情に任せてただちに行うだけだったが、今の愚はずる賢い嘘つきで、平然と偽りをやってのけるばかりだ。

【解説】狂とは志願うところが高いことで、これは知の過ぎた様子の名。肆は礼節をちょっと逸脱することで、そのことに後ろめたさを持っていた。蕩は礼節を顧みず、すべてを自分の思いのままにして、何の後ろめたさも感じないこと。矜は適切に己を保ち守ること。廉は厳格で融通が利かないといったこと。愚は知が及ばず理非に暗いこと。直は情に任せてただちに行うこと。詐は理非に暗くして私利私欲のために平然と偽りでもなんでもするずる賢い嘘つきのこと。

17(451) 子曰巧言令色…

子曰(しの の玉わく)(よくし)(ことを ) (よくするは)(いろを) 鮮矣(すくないかな )(じん )

【書き下し】子の曰く、巧言令色、鮮し仁、

【解説】学而第一3の重複。

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最終更新日:令和02年09月11日 学易有丘会
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