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漢文として楽しむ論語 衞靈公第十五 2/4

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8(387)子曰志士仁人…

子曰( しの の玉わく)志士(しし) 仁人( じん じんは)(なし )(もとめて )(せいを ) (もって ) (そこなうこと)1ノ(じんを)(あり )(ころして )(みを ) (もって ) (なすこと)1ノ(じんを)

〇子曰、志士仁人、無2求y生以害1y仁、有2殺y身以成1y仁、

しの の玉わく、しし じんじんは、なし2 もとめてyせいを もって そこなうこと1yじんを、あり2 ころしてyみを もって なすこと1yじんを、

【書き下し】子の曰く、志士仁人は、生を求めて以って仁を害うこと無し、身を殺して以って仁を成すこと有り、

【訳】先生が仰った。志士と仁人は、生きるか死ぬかの瀬戸際のときに、生きるために不仁をすることはないが、自身の死を以って仁を貫くことはある。

【解説】志士とは守るところ堅固にして仁を求め、不仁の事をしない人。仁人とは其の徳すでに成りて仁に安んじ身即ち仁の人。

9(388) 子貢問爲仁…

子貢( し こう ) (とう )(なさんことを)(じんを)子曰( しの の玉わく)(こう ) (ほっすれば) (よくせまく)其事( その ことを) 必先(かならず まず ) (とぐ )其器( その きを )(いては)是邦( この くにに)也、(つかえ)其大夫( その だい ぶの )賢者( けん じゃに)也、(ともとす)其士( その しの )仁者( じん しゃを)

【書き下し】子貢、仁を為んことを問う、子の曰く、工その事を善くせまく欲すれば、必ず先ず其の器を利ぐ、是の邦に居ては、其の大夫の賢者に事え、其の士の仁者を友とす、

【訳】子貢が仁を為す方策を質問した。先生が仰った。工匠が良い仕事をしたいと思えば、必ず先ずその斧や刀などの器具を研ぐ。どこに居てもその国の大夫の賢者に仕え、その国にいる士の仁者を友にすることだ。

【解説】工は工匠、職人のこと。職人が道具の刃物を研ぐことは、仁をする志を研いで厳しく求めることの譬えである。大夫はその才徳がすでに政事に表れるので賢者と云い、士はただ身を修める徳を以って仁者と云う。大夫の賢者もまた仁徳の事に達する者である。賢者に仕え、仁者を友にすることが、仁を為す志を研ぐことになる。

10(389) 顔淵問爲邦…

顏淵( がん えん ) (とう )(おさめんことを)(くにを)子曰( しの の玉わく)(おこない)(かの )(ときを)(のり )(いんの)(ろに )(ふくし)(しゅうの)(べんを)樂則( がくは すなわち ) 韶舞(しょう ぶをし)(はなち)鄭聲( てい せいを)(とおざかれ)佞人( ねい じんに)鄭聲淫(てい せいは いんなり)佞人殆(ねい じんは あやうし)

【書き下し】顔淵、邦を為めんことを問う、子の曰く、夏の時を行い、殷の輅に乗り、周の冕を服し、楽は則ち韶舞をし、鄭声を放ち、佞人に遠ざかれ、鄭声は淫なり、佞人は殆うし、

【訳】顔淵が国を治める方策を質問した。先生が仰った。夏の時代に作られた暦法を使い、殷の時代の車に乗り、周の時代の冠を被り、音楽は韶の舞楽がよい。鄭国の音楽は禁止し、口先が巧く媚び諂いする人を遠ざけること。鄭の音楽は淫らで、口先が巧く媚び諂いする人は危険だ。

【解説】顔淵は王者の補佐たるべき才能があるので、天下を治める道を質問したのだ。邦と云ったのは謙遜してのこと。時は暦のことで、いわゆる旧暦旧正月は夏の時代にその月を年初としたことによる。輅は貴人が乗る車で殷の時代は木に漆を塗っただけのシンプルなものだったのが、周になって金玉の類で飾るようになり、その飾りが壊れやすかったので、質実剛健だった殷のものがよいとしたのだ。冕は冠のことで、黄帝の時代は大袈裟なものだったのが周の時代には小さくなり、華美ではあるが慎ましくなった。韶は魯に伝わる周の舞楽で礼に適ったものだった。

11(390) 子曰人無遠慮…

子曰( しの の玉わく)(ひと ) (なければ )(とおき ) (おもんばかり)(かならず ) (あり )(ちかき ) (うれい)

【書き下し】子の曰く、人、遠き慮り無ければ、必ず近き憂い有り、

【訳】先生が仰った。目先の事ばかりで遠い将来のことを考えないと、必ず近いうちに悩み事が生じるものだ。

【解説】いわゆる遠慮のことではないので注意。

12(391) 子曰已矣乎…

子曰(しの の玉わく)已矣(やんぬるかな )乎、(われ ) (いまだ/ず )()(このむこと )(とくを ) (ごとくなる ) (このむが )(いろを ) (ものを)也、

【書き下し】子の曰く、已んぬるかな、吾、未だ、徳を好むこと、色を好むが如くなる者を見ず、

【訳】先生が仰った。もう無理なのかな。私は未だに、女性を好むのと同じように本能的に徳を好む者に出会ったことがない。

【解説】子罕第九17とほぼ同文。

13(392) 子曰臧文仲其竊位者與…

子曰( しの の玉わく)臧文仲(ぞう ぶん ちゅうは)(それ ) (ぬすめる) (くらいを ) (ものか)與、(しりて)柳下惠(りゅう か けいが)(けんを)、而()與立(ともに たてられ)也、

〇子曰、臧文仲、其竊y位者與、知2柳下惠之賢1、而不2與立1也、

しの の玉わく、ぞうぶんちゅうは それ ぬすめるyくらいを ものか、しりて2 りゅうかけいか けんを1 ず2 ともにたてられ1、

【書き下し】子の曰く、臧文仲は、其れ位を竊める者か、柳下恵が賢を知りて、與に立てられず、

【訳】臧文仲は、位を竊んだようなのだ。その頃、在野に柳下恵という賢者が居たが、彼を推挙して一緒に朝廷に立とうとはしなかった。

【解説】竊位とは、自らの徳が位に及ばず心に恥じることがありながらその位に居ること。柳下恵は魯の賢者、姓は展、名は獲、柳下に住んだとのこと、恵は諡、後に魯の大夫となった。

14(393) 子曰躬自厚而薄責於人…

子曰( しの の玉わく)躬自( み みずから ) 厚而(あつくして  ) (うすきときは ) (せむるに)(ひとを)(すなわち ) (とおざかる ) (うらみに)矣、

【書き下し】子の曰く、躬、自ら厚くして人を責むるに薄きときは、即ち怨みに遠ざかる、

【訳】先生が仰った。自ら己を責めることを厚くして、人を責めることを薄くすれば、人の怨みから遠ざかれるものだ。

【解説】躬自厚とは、自ら己を責めることの重さを云う。己を責めることが厚ければその身は益々修まり、人を責めることが薄くなる。このようであれば、人は従いやすい。逆に、人を責めることが厚く、自らを責めることが薄いと、人は従い難くなる。

15(394) 子曰不曰如之何如之何者…

子曰( しの の玉わく)(ざる )(いわ )如之何( いかんかせん ) 如之何( いかんかせんと )(ものは)(われ ) (なからまく) 如之何(いかんかせんともすること)(のみ )矣、

【書き下し】子の曰く、如何かせん如何かせんと曰ざる者は、我、如何かせんともすること未からまく已、

【訳】先生が仰った。どうしたらよいか、どうしたらよいかと、自問して言わない者は、私もどうしようもない。

【解説】身を修めるためにはどうしたらよいかと自問することが、学問の第一歩。学問とは疑問を持ち、その疑問を解決しようと努力すること。

16(395) 子曰羣居終日…

子曰( しの の玉わく)羣居(ぐん きょして) ( おえ)(ひを )(こと ) ()(およば)(ぎに )(このんで ) (おこなうは )小慧(しょう けいを)難矣(かたいかな  )哉、

【書き下し】子の曰く、群居して日を終え、言、義に及ばず、好んで小慧を行うは、難いかな、

【訳】先生が仰った。士が集まって一日中会話していても、義についての言及がなく、どうでもよい個人的な知識や才覚の話題ばかりを好んでいる。困ったものだ。

【解説】群居は三人以上で集うこと。士の群居は道義を講論する会である。小慧は個人的なちょっとした知識や才覚などのこと。話題が義に及ばないと、せっかく集まっても互いに徳を高め合うことがないばかりか、どうでもよい話に流されて徳が蔑ろにされ、堕落するだけだと嘆いて、こう述べたのだ。

17(396) 子曰君子義以爲質…

子曰( しの の玉わく)君子( くん しは ) 義以( ぎ もって) ( なし)(しつと)禮以( れい もって ) (おこない )(これを)遜以( そん もって ) (いだし )(これを)信以( しん もって ) (なす )(これを)君子哉( くん しなるかな )

【書き下し】子の曰く、君子は義以って質と為し、礼以って之を行い、遜以って之を出だし、信以って之を成す、君子なるかな、

【訳】先生が仰った。君子は義を以って考えて行動し、それを身につけて自分の本質とする。しかし義は時に窮屈な面もあるので、行うときは礼を以ってその窮屈さを緩和し、実際に行い出だす時は必ず謙退遜順にして驕りのないようにし、終始必ず誠実にして、以ってその事を遂げ成す。それでこそ君子だ。

【解説】義とは正しいことを善として尊重し、不正を不善として憎むこと。

18(397) 子曰君子病無能焉…

子曰( しの の玉わく)君子( くん しは ) (うれう )(なきことを ) (よくすること)焉、()(うれえ )(ひとの)(ざることを )己知(おのれを しら)也、

【書き下し】子の曰く、君子は能くすること無きことを病う、人の己を知らざることを病れえず、

【訳】先生が仰った。君子は自分に能力がないことを気に病むが、人が自分を知らないことは気にならない。

【解説】文章は多少違うが、学而第一16里仁第四14憲問第十四32と、内容的にはほぼ同じ。

19(398) 子曰君子疾没世而名不稱焉…

子曰( しの の玉わく)君子( くん しは ) (にくむ )(おうるまで )(よを )(なを ) (ざることを)1ノ(しょうせられ)焉、

【書き下し】子の曰く、君子は世を没うるまで名を称せられざることを疾む、

【訳】先生が仰った。君子は身を終えるまでに、人から称賛されるべき能力が備わらなかったことを憎む。

【解説】没世は身を終えるまで=死ぬまでに、ということ。

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最終更新日:令和02年09月11日 学易有丘会
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