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漢文として楽しむ論語 泰伯第八 2/3

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8(192) 子曰興於詩…

子曰( しの の玉わく)(おこり)(しに )(たちて)(れいに)(なる )(がくに)

【書き下し】子の曰く、詩に興り、礼に立ちて、楽に成る、

【訳】先生が仰った。詩によって善を好み悪を憎む心を興し、礼によって恭敬を行い威儀容貌正しく卓然と自立し、楽によって道徳に和順することを以って成就する。

【解説】ここでは学者が芸に遊ぶときの心得を述べる。

9(193) 子曰民可使由之…

子曰( しの の玉わく)(たみは) (べし )使(しむ )(よら )(これに)()(べから)使(しむ )(しら )(これを)

【書き下し】子の曰く、民は之に由ら使む可し、之を知ら使む可からず、

【訳】先生が仰った。民衆は道理に基づいた政策に従わせるべきだ。しかし大多数の民衆は文盲で無学なのだから道理を説明しても理解できないか、場合によっては勘違いして混乱するかもしれない。したがってその理由は説明するべきではない。

【解説】民は凡民、学のない一般人を云う。之は道理を指す。君として凡民を治めるには、道理の当然なる所に由り従って行うことである。しかし道理の然る故までは、凡民に教え知らす必要はない。学問と無縁の人に教えるのはとても難しい。まして往時は識字率がとても低く、民衆の大半が文盲だった。

10(194) 子曰好勇疾貧…

子曰( しの の玉わく)(このんで)(ゆうを ) (にくむときは) (まずしきを)(みだる)也、人而(ひととして  ) 不仁( ふ じんなる)(にくむこと)(これを) 已甚、(  はなはだしきときは ) (みだる)也、

【書き下し】子の曰く、勇を好んで貧しきを疾むときは乱る、人として不仁なる、之を疾むこと甚だしきときは、乱る、

【訳】勇は悪を憎んで立ち向かうという面ではよいが、仮に自分の貧しさを厭い憎むときは、その分相応に安んじない思いが勇を刺激して不満を増幅させ、ついに乱をなすに至るものである。また、人の不仁を憎むことが甚だしいと、軽い不仁でも穏便に改心させるより処罰を優先してしまい、処罰されたことへの反発が勇を奮い起こさせて乱逆を招き、自分自身に害が及ぶこともある。

【解説】前半は勇者を戒めているわけだが、その勇者のちょっとした不仁を改心させるのではなく処罰するようだと、これまた騒乱に繋がるから、そういう勇者を養い使う場合は十分に気を付けなければいけないということ。

11(195) 子曰如有周公之才之美…

子曰( しの の玉わく)(もし ) (ありとも)周公(しゅう こうの)(さいの)()使(もし ) 驕且吝、(おごり また やぶさかならば ) 其餘( その よは ) (ざらく)(たら )(みるに)(のみ )

【書き下し】子の曰く、如し周公の才の美有りとも、使し驕りまた吝かならば、其の餘は観るに足らざらくのみ、

【訳】先生が仰った。仮に周公のような優れた才能があっても、それを自慢して回ったり、その才能がない人を小馬鹿にしたりするようならば、その才能は観る必要はない。

【解説】ここでは驕吝を戒めている。古人で最も才能技芸の盛んなのは周公だったので、その才の美をこれに例えた。驕るとは自分の長所を自慢して他人を蔑むこと。吝かは概ね「はずかしい」といった意だが、そのはずかしいこととは、長所を惜しんで人に与えないこと、人の長所を羨み嫉み、その短所を見て喜びとすること、といったこと。

12(196) 子曰三年學…

子曰( しの の玉わく)、三(ねん ) (まなんで)(ざるは)(こころざさ)(こくに)()(やすから)()也、

【書き下し】子の曰く、三年学んで、穀に至ざされば、得易すからず、

【訳】先生が仰った。三年も学べば、そろそろこの知識を活かして禄にありつこうと仕官を考えるものだが、そのようなことは考えない人こそ、道への志しが篤いというもの。しかし、このような人物はなかなかいない。

【解説】至は、ここでは志の意。穀は禄のこと=給料。金のために学問をするのではない。

13(197) 子曰篤信好學…

子曰( しの の玉わく)(あつくして)(しん ) (このみ)(がくを)(まもって)(しを ) (よくす)(みちを)危邦( き ほうには) ()(いら )亂邦( らん ほうには) ()(おら )

【書き下し】子の曰く、信に篤くして学を好み、死を守って道を善くす、危邦には入らず、乱邦には居らず、

【訳】先生が仰った。道を信じることが篤く、その理を詳しく究め学び、死んでもその志を変えない心構えで道を全うし、国の政がすでに乱れて治まらない時は、機を見て立ち去ってその国には居ないことだ。

【解説】道が行われていない国に仕えると、道を行わないことに加担することになるから、立ち去るほうがよいのだ。

天下( てん かに ) (あるときは)(みち ) (すなわち ) (あらわし)(なきときは)(みち ) (すなわち ) (かくる)(くにに ) (あるときは)(みち )貧且(まずしく また ) 賤焉(いやしきは  )(はじなり)也、(くにに ) (なきときは)(みち )富且(とみて また ) 貴焉(たっときは  )(はじなり)也、

【書き下し】天下に道有るときは則ち見し、道無きときは則ち隠る、邦に道有るときは、貧しく且た賤しきは、恥じなり、邦に道無きときは、富て且た貴きは、恥じなり、

【訳】天下に道が行われて治まるときは出でて仕え、道が行われて乱れるときは、隠れ潜んでその身を保つ。国の道があるときは、仕えるべきときなので貧賤に居ることは恥である。国に道が行われず乱れているときは、隠れて身を守るべきときなので、仕えたまま富貴に居ることの方が恥である。

【解説】道を志す者にとっては、乱れた国に仕えて禄を貰うのは道を捨てるのと同じこと。それなら退き隠れたほうが賢明なのだ。

14(198) 子曰不在其位…

子曰( しの の玉わく)(ざれば)(あら )(その ) (くらいに)()(はから)(その ) (せいを)

【書き下し】子の曰く、其の位に在らざれば、其の政を謀らず、

【訳】先生が仰った。人臣たる者は、その位によって与えられた政事に専念するべきだ。他の政事に口出しするのは己の職分を忘れて人の職分を犯すことだ。

【解説】自分に与えられた職分に心を尽くさないのは不忠であって、だからこれを戒めるのだが、孔子が書いた易の艮為山の象伝に基づいた発言だとも云われている。

15(199) 子曰師摯之始關雎之亂…

子曰( しの の玉わく)師摯( し しが )(はじめ)關雎( かん しょの) (らん )洋洋乎( よう よう ことして)(みてりしかな )(みみに)哉、

【書き下し】子の曰く、師摯が始め、関雎の乱、洋々乎として耳に盈てりしかな、

【訳】先生が仰った。楽官の摯が関雎の曲を演奏したのを始めて私が聞いたとき、その最後の詩を歌う部分が、麗しく盛んで感動的に耳に満ちていた。

【解説】師は楽官、摯はその名、楽芸の優れた者である。始めとはその官に居りし始めのこと。関雎は詩の名、乱は楽譜の終わりの部分のこと。関雎の詩は、始めにただ楽器演奏だけが続き、最後の頃に、詩を歌う。洋々は麗しく盛んな意。盈耳とは、よい音楽だと感動する意。師摯はその後、斉に行き、継ぐ者はみな彼には及ばなかった。そこで、師摯が演奏したのを思い出して嘆美したのだ。

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最終更新日:令和02年09月11日 学易有丘会
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