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漢文として楽しむ論語 爲政第二 3/3

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19(35) 哀公問曰何爲則民服…

哀公( あい こう ) 問曰(といて いわく)何爲(いかんか すれば ) (すなわち) 民服( たみ ふくす)

【書き下し】哀公問うて曰く、何んが為れば則ち民服す、

【訳】哀公が質問して言った。どうすれば民衆は服して順ってくれるのか、

【解説】哀公は魯の君主。名は蒋、哀は諡。服すとは上に順うこと。哀公の時、民衆はその政に服さなかったので、どうしたら民衆は順ってくれるのかを孔子に質問した。

孔子( こう し ) 對曰(こたえて の玉わく)(あげて)(なおきを ) (おくときは) 諸枉(もろもろの まがれるを)(すなわち) 民服( たみ ふくす)(あげて)(まがれるを ) (おくときは) 諸直(もろもろの なおきを)則民(すなわち たみ ) ()(ふくさ)

【書き下し】孔子の対えて曰く、直きを挙げて、諸もろの枉れるを錯くときは、則ち民服す、枉れるを挙げて、諸もろの直きを錯くときは、則ち民服さず、

【訳】孔子が答えて仰った。真面目な人を挙げ用いて、諸々の不真面目な人を捨て錯けば、民は政府を信用して順い服す。逆に不真面目な人を挙げ用いて、諸々の真面目な人を捨て錯けば、民は政府を信用せず服さない。

【解説】直は道理に順い真面目なこと、枉れるは道理を無視した不真面目なこと。哀公は民に何かをすることで服させようと考えていたのだが、孔子は哀公自身が民から求められるべき資質を備えた真面目な君主になることが大事だ、と言いたかったのである。

20(36) 季康子問…

季康子問( き こう し とう)使(しめんこと) (たみをして ) 敬忠(けい ちゅうあって ) 以勸(もって すすま)如之何(いかんかせん  )

【書き下し】季康子問う、民をして敬忠あって以って勧ま使めんこと如かんかせん。

【訳】民衆が上を敬い忠をつくし、勧んで善を行うようにするには、どうしたらよいか。

【解説】季康子は魯の大夫、名は肥、康は諡。

子曰( しの の玉わく)(のぞむに)(これに ) (そうをもってするときは ) 則敬(すなわち けいなり)孝慈(こう じなるときは ) 則忠(ちなわち ちゅうなり)(あげて)(ぜんを)(おしえるときは)不能( ふ のうを)則勸(すなわち すすむ)

【書き下し】子の曰く、之に臨むに荘をもってするときは則ち敬なり、孝慈なるときは則ち忠あり、善を挙げて不能を教えるときは則ち勧む、

【訳】孔子が仰った。上の者が威儀容貌荘厳にして、これを以って下に臨めば、民は則ち畏れて上を敬す。上の者が自ら孝を行い、諸人を慈しみ愛すれば、民衆はこれに感化されて、上に忠をつくす。下に善なる者があればこれを挙げ用い、未だ善であるとは言えない者は教えて善に赴かせる。そうすれば民衆は勧んで善をすることを楽しむ。

【解説】これは上の者が慎むべき当然の道理であって、民衆に敬忠を勧めるためにするのではない。としても上の者がこのようであれば、自然に民衆も応じるものなのである。

21(37) 或謂孔子…

(あるひと ) (いって)孔子( こう しに )(いわく)子奚( し なんぞ) ()()(まつりごとを)

【書き下し】或る人孔子に謂って曰く、子奚ぞ政を為ず、

【訳】ある人が孔子に尋ねて言った。先生はなんで政治をしないのですか。

【解説】魯の定公の初めの頃、孔子が仕えずに居るのを不思議に思い、ある人が質問した。その人は仕えることが政治だと思っていた。

子曰( しの の玉わく)(しょ ) (いえり)(こうを)乎、惟孝( これ こうは ) (ゆうにして)兄弟( けい ていに)(ほどこすと)有政( まつりごとに)是亦( これ また ) (するなり)政、(まつりごとを )奚其爲(なんぞ その なするに ) (するならん)政、(まつりごとを )

【書き下し】子の曰く、書孝を云えり、惟孝は兄弟に友にして、政に施すと、是れも亦政を為るなり、奚ぞ其の為するに政を為るならん、

【訳】孔子が仰った。書経では孝について次のように述べている。孝は兄弟に仲良くして政に施すと。このようにその家の政もある。なんで家の政を為しているのに国政をするのか。

【解説】書経は周書・君陳篇のこと。ただし本文は孝と弟とを共に述べているのだが、略して孝とだけ取り上げた。周の威王の臣君陳はよくその親に孝をつくし、兄弟とは仲良く、一家の政を為したことをいう。書の本義は国政のことだが、ここでは家政として述べた。友は仲良くといった意。有政の有は添え字にして意味はない。ただし孔子が仕えないのは、季氏が君を逐い、陽貨が乱をおこして道が行われないからだった。その旨を露には言い難いので、この書経の言葉に託して答えたのである。とは言っても、およそ政をする根本は孝弟にある。これを以って民に推し及ぼすに過ぎないのである。

22(38) 子曰人而無信…

子曰( しの の玉わく)人而(ひとをして  )(なくば)(しん ) ()(しら )(その ) (かならんことを)也、大車( たい しゃ )(なく )(げい )小車(しょう しゃ )(なくば)(げつ )其何以( それ なにを もって ) (いかんや)之哉、

【書き下し】子の曰く、人として信無くば其の可ならんことを知らず、大車に輗無く、小車にイ無くば、其れ何を以って行かんや、

【訳】孔子が仰った。人として信用がなければ何もできない。車を牛や馬に曳かせるための器具がなければ、その車はどこへも行けないのと同じことだ。

【解説】信とは言行みな真実にして、人からも信任されることをいう。大車は牛に曳かせる荷車のこと。輗はその荷台の前に出た二本の棒と牛を繋ぐ横木のこと。小車は大夫以上が乗り、狩りと軍に用い、馬四頭で曳く。イは一本の棒が前に突き出た端にある馬を繋ぐ横木のこと。車はこの輗とイがなければ牛にも馬にも曳かれず、どこへも行けない。

23(39) 子張問十世可知也…

子張問( し ちょう とう )、十(せい ) (べけんや)(しる )也、

【書き下し】子張問う、十世知る可けんや、

【訳】子張が質問した。王朝が十代変わった後の世の中を予め今、知ることはできるでしょうか。

【解説】世は代と同じ。

子曰( しの の玉わく)(いん ) (より )夏禮( かの れいに)(ところ)損益( そん えきする)(べし )(しんぬ)也、(しゅう) (より )殷禮(いんの れいに)(ところ)損益( そん えきする)(べし )(しんぬ)也、

【書き下し】子の曰く、殷夏の礼に因り、損益する所知る可し、周殷の礼に因り、損益する所知る可し、

【訳】孔子が仰った。殷が夏の礼を踏襲しつつ、多少削ったり増やしたりした様子は記録でわかる。周が殷の礼を踏襲しつつ、多少削ったり増やしたりした様子も記録でわかる。

【解説】礼の根本はいつの時代も変わらない。殷が夏に代わり、周が殷に代わっても、改めていない。ただ細かく見れば、過ぎたるを損し、及ばざるを益したところもある。

(それ ) (あらば)(つぐ )(しゅうに) (もの )(いうとも)(せいと)(べし )(しんぬ)也、

【書き下し】其れ周に継ぐ者或らば、百世と雖も知るべし、

【訳】夏殷周の様子を見れば、自ずとわかることだが、周の後の継ぐ王朝にしても、夏殷周と大した違いはない。百世の後も同様だと予測できる。

【解説】子張は十世の後を質問したわけだが、子張は人が知り難いことを知ろうと求めるので、先回りして遥か遠い百世までも予測できると言ったのだ。

24(40) 子曰非其鬼而祭之

子曰( しの の玉わく)(あらずして)其鬼( その きに )(まつるは )(これを ) 諂也(へつらえるなり )(みて )(ぎを ) (ざるは)() (なきなり)( ゆう)也、

【書き下し】子の曰く、其の鬼に非ずして之を祭るは諂いなり、義を見て為ざるは勇無きなり、

【訳】自分と無関係の鬼神を祭るのは諂いである。正義を以って行動しなければいけないことが眼前で起きても、利害生死を憚ってしないのは勇のない人である。

【解説】鬼は鬼神全般を指す。その鬼に非ずとは、自分が祭るべき鬼神=先祖の霊や住んでいる地域の神などではない無関係の鬼神。ご利益があるとの噂を聞きつけて他国の鬼神を祭るといったことは、その鬼神に媚び諂いして福を求めているに過ぎない。鬼神を祭るのは孝をつくすためであって、媚び諂うためではない。そもそも孔子は神のお告げや啓示といったことは念頭にない。

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最終更新日:令和02年09月06日 学易有丘会
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