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漢文として楽しむ論語 爲政第二 2/3

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9(25) 子曰吾與回言終日…

子曰( しの の玉わく)(われ )()(かい ) (ものいうこと) 終日( ひねもす )(ざること)(たがわ) (ごとし)(ぐなるが)

【書き下し】子の曰く、吾回ともの言うこと終日、違わざること愚なるが如し、

【訳】孔子が仰った。回と終日話していても、質問もなく、まるで愚かのようだ。

【解説】回は孔子の弟子、姓は顔、回はその名、字は子淵。

退而(しりぞいて  ) (みそなわすれば)其私( その しを )(また ) (たれり)以發(もって はっするに)(かいは)()(ぐなら)

【書き下し】退いて其の私を省はすれば、亦以って発するに足れり、回は愚ならず、

【訳】しかし彼をひとりにして退き、その様子を見ると、孔子が話した道を発現するに足りて、少しも危ぶみ疑うところがなかった。とすると、その愚かに見える様子は、愚かなのではなく、最も賢いからこそのものだった。

【解説】これは額面どおり、孔子は初め回を愚かだと疑い、後に賢いことがわかった、ということを言っているのではない。深く回を誉めているのである。

10(26) 子曰視其所以…

子曰( しの の玉わく)()(その ) (ところを)1ノ(する )(かんじ)(その ) (ところを)1ノ(よる )(さっせば)(その ) (ところを)1ノ(やすんじる)人焉(ひと いずくんぞ) 庾哉( かくさんや  )人焉(ひと いずくんぞ) 庾哉( かくさんや  )

【書き下し】子の曰く、其の以る所を視、其の由る所を觀じ、其の安んじる所を察せば、人焉んぞ庾さんや、人焉んぞ庾さんや、

【訳】孔子が仰った。その人のする事を視て、その人がなんの目的でその事をするのかを観て、その人が心の底から楽しむ所を察し見れば、その人の人となりは隠せない。

【解説】これは人を見る方法である。およそ人を見るには、まずそのする事の善悪を見て、善をするならば君子とし、悪をするのを小人とする。観も見ることだが、視の字よりも詳しく見ることである。所由とは、そのする事の理由である。する事が善であっても、利益のため名誉のためにするのであれば君子ではない。察は観よりもさらに詳しく見ることである。安は心の楽しむ所。心の底からの楽しみが、する事やする理由と異なるのであれば、心を偽ってのことでしかない。したがってよく視て観察すれば、その人の人となりは隠せないのだ。これは、ただ他人に対して言っているのではなく、自らの人となりも他人から隠せないことを諭しているのである。

11(27) 子曰温故而知新…

子曰( しの の玉わく)(たずねて )(ふるきを)(しるは )(あたらしきを)(べし )以爲(もって たる )1ノ()矣、

【書き下し】子の曰く、故きを温ねて新しきを知るは、以って師たる可し、

【訳】かつて学んだことをくり返しくり返し復習すると、そこから新しく得るものがある。そうなればその学ぶところが我が物となり、指導者としての資格が十分にある。

【解説】温故知新という四字熟語でも有名。荻生徂徠はこの故を昔の人が伝えたことだとし、古いことをよく知っていて、なおかつ新しいことも知っている、といった意に解釈する。

12(28) 子曰君子不器

子曰( しの の玉わく)君子( くん しは ) ()器、(うつわものなら )

【書き下し】子の曰く、君子は器ものならず、

【訳】孔子が仰った。君子は器に擬えてその資質を理解できるような小さな人間ではない。

【解説】器は何か決まった用途にしか使えないが、君子はどんなことでもできる。器が大きい小さいということではなく、器を超越しているのだ。孔子は易経の繋辞伝で、形而上のものを道と謂い、形而下のものを器と謂う、と書いているが、君子は道を修める者であって、器を修める者ではない。

13(29) 子貢問君子…

子貢( し こう ) (とう )君子( くん しを )子曰( しの の玉わく)(まず ) (おこなって) 其言(その いうことを)、而(のちに ) (したがう)(これに)

【書き下し】子貢君子を問う、子の曰く、先ず言うことを行って、後に之に従う、

【訳】子貢が君子について質問した。孔子は仰った。まず自分が言いたいことを実践し、その後にその言いたいことを言うことだ。

【解説】およそ人は、口で言うことは簡単だが、身に行うことは難しい。したがって君子の人は、その言わんとすることを、まず行い、その言うことは常に行いの後にする。これを後従之という。

14(30) 子曰君子周而不比…

子曰( しの の玉わく)君子周而( くん しは しゅうにして  ) ()(ひなら)小人比而(しょう じんは ひにして   ) ()(しゅうなら)

【書き下し】子の曰く、君子は周にして比ならず、小人は比にして周ならず、

【訳】孔子が仰った。君子は心が公なので、善人なら誰とでも親しむが、小人は自分の利益になりそうな人としか付き合わない。

【解説】周はあまねくという意。君子は心が公なので、善なる人であればあまねく誰とでも親しみ、意見の違いを気にしない。比は偏っていること。小人は心が私なので、自分の事しか考えず、自分にとって利益になりそうな人との偏った交友関係しか持たない。君子と小人の為すところが同じではないのは、陰陽昼夜の相背くようなものである。両者が別れる端は、心が公か私かという僅かな違いである。

15(31) 子曰學而不思則罔…

子曰( しの の玉わく)(まなびて)(ざるときは )(おもわ ) 則罔(すなわち くらし)(おもいて)(ざるときは )(まなば ) 則殆(すなわち あやうし)

【書き下し】子の曰く、学びて思わざるときは、則ち罔し、思いて学ばざるときは、則ち殆し、

【訳】孔子が仰った。何かを学んだら、自分なりにそのことについて思いを巡らさないのは、暗く愚かなことだ。また、何かを思ったときは、そのことについて学ばなければ、その思いの正邪もわからず、過ちを犯す危険もある。

【解説】これも有名な言葉。ここでいう学は、もちろん道についてを学ぶこと。

16(32) 子曰攻乎異端…

子曰( しの の玉わく)(おさむるは)異端( い たんを)斯害也(これ がいならん  )(のみ )

【書き下し】子の曰く、異端を攻むるは、これ害ならんのみ、

【訳】孔子が仰った。異端の学を勉強するのは、君子たる人格を形成するには害になるだけだ。

【解説】攻むとは、専らその事だけを修めて、他の事はしないこと。異端とは聖人の道ではない別の説。孔子より後の時代だと、諸子百家の楊子や墨子などの類。絶対的な思想を信奉し、他を排除するのが異端。孔子からすれば、現代の民主主義や人権思想なども異端だと考えるところだろう。

17(33) 子曰由誨女知之乎…

子曰( しの の玉わく)(ゆう ) (おしえん) (なんじに ) (しることを)(これを)乎、

【書き下し】子の曰く、由汝ににこれを知ることを誨えん、

【訳】孔子が仰った。由よ、君に知るということを教えよう。

【解説】由は孔子の弟子、姓は仲、由はその名、字は子路。子路は勇敢で豪気だが、ときどき知ったかぶりをすることがあった。そこで孔子は子路の名を呼びかけて、知るということを教えたのである。女という字は汝とともに、二人称の代名詞として使われていた。

(しるのは)(これを) ( なし)(しると)(これを)(ざるは)(しら ) ( なす)(ざると)(しら )是知( これ しるなり)也、

【書き下し】之を知るのは之を知ると為し、知らざるは知らざると為す、これ知るなり、

【訳】自分が知ってることは知っているとし、自分が知らないことは知らないとする、これが知ることだ。

【解説】知らないことを知っているつもりになるのは自分の心を欺くことでもあるとともに、知らないことを知ろうとする意欲も低下する。そんなことでは本当のことは何も知ることはできない、素直に知らないことを知らないとすることが大事だ、という戒めを込めてもいる。

18(34) 子張學干祿…

子張( し ちょう) (まなぶ)(もとめんことを)祿(ろくを)

【書き下し】子張禄を干めんことを学ぶ、

【訳】子張が役人に仕官する方法を教わりたいと思った。

【解説】子張は孔子の弟子、姓は顓孫(せんそん)、名は師、子張はその字。祿は仕官する者の俸禄。

子曰( しの の玉わく)多聞(おおく きいて ) (かき )(うたがわしきは)(つつしんで ) (いうときは)其餘( その あまりを)(すなわち ) (すくなし)(とが )多見(おおく みて ) (かき )(あやうきを)(つつしんで ) (おこなうときは)其餘( その あまりを)(すなわち ) (すくなし)(くい )

【書き下し】子の曰く、多く聞いて疑わしきを闕き慎んでその余りを言うときは、則ち尤寡なし、多くを見て殆きを闕き、慎んでその余りを行うときは、則ち悔い寡なし、

【訳】孔子が仰った。多くを聞いて疑わしいところがあることは除き、残ったことの中から慎重に選んで発言するときは、咎められることは少ない。多くを見て、危険なところがあることば除き、残ったことの中から慎重選んで行うときは、悔いは少ない。

【解説】疑わしくないことであっても、不用意に口に出して言えば何かと問題になることもある。だから慎んでという。尤は咎と同じ意。殆きは危うきと同意。見ていて心が穏やかでいられないことをいう。

(いうこと ) (すくなく)(とが )(おこなうこと ) (すくなきときは)(くい )祿(ろく ) (あり )其中( その なかに)矣、

【書き下し】言うこと尤寡なく、行うこと悔い寡なきときは、禄その中に在り、

【訳】言うことに咎が少なく、行うことに悔いが少ないときは、自ずと仕官が叶い、俸禄(給料)が貰えるようになる。

【解説】このようにできるのは徳を身につけた人物だから、自ずから世に用いられる。

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最終更新日:令和02年09月06日 学易有丘会
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